1941年秋、ドイツ占領下のフランス軍港から、潜水艦U96が出撃した。任務は英国の護衛船団に守られた商船の撃沈。乗組員は艦長以下50名。乗員の多くを占めるのは、戦争の真の恐怖を知らない20代の若者達。しかし、当初は陽気だった乗組員達も、狭苦しい艦内に数十日も押し込められ、荒波にもまれる拷問のような環境下、疲弊しきっていく。そして敵駆逐艦との遭遇。激しい爆雷攻撃により、艦内のあちこちから浸水、ついには憔悴のあまりパニック状態に陥ってしまう乗組員も現れ…。物語は報道部記者としてUボートに乗艦したヴェルナー少尉の目を通して語られる。
解説
1981年に制作・公開され当時西ドイツ作品として最大のヒットを遂げた映画「U・ボート」。この映画はもともと全6話のTVミニシリーズとして作られたものを劇場用に再編集した作品であった。しかしドイツ本国でもまず1981年に映画版が公開され、TVシリーズはその後1985年2月から3月にかけて放映されるという逆の順序だった。今回Super! drama TVで放送されるこの「TVシリーズ完全版」は、2時間15分の劇場公開版では削らざるを得なかったエピソードや登場人物たちの語られなかった事実の数々が充分に描きこまれ、それによって戦争の不条理さが劇場公開版以上に生々しく迫ってくる。人間ドラマとしての厚みが増した分、ラストシーンの感銘も一層深いものとなっているのである。
監督は「ネバーエンディング・ストーリー」の大ヒットでハリウッドに招かれ、「パーフェクト ストーム」「トロイ」「ポセイドン」などメジャー・スタジオの大作を演出し続けるドイツ人ウォルフガング・ペーターゼン。出演はドイツ映画界を代表する俳優として「エアフォース・ワン」「ダ・ヴィンチ・コード」などハリウッドでも活躍するユルゲン・プロホノフ。
データ: 1981年/ドイツ/COL/字幕・ステレオ/60分/全6話
監督・脚本: ウォルフガング・ペーターゼン
出演: ユルゲン・プロホノフ、ヘルベルト・グレーネマイヤー、クラウス・ヴェンネマン
(情報提供:スーパー!ドラマTV)



