両親を失った兄弟たちの物語
交通事故で両親を失ってしまった5人の兄弟の物語。サンフランシスコに住むサリンジャー家の1歳から24歳までの5人の兄弟はある日、突然の交通事故により両親をなくしてしまう。ただでさえ色々な問題や悩みを経験する時期に、両親を失った悲しみ、戸惑い、将来への不安、家族に対する責任などが一気にサリンジャー兄弟にふりかかる。5人はそれぞれの悩みや葛藤に苦しみながらも、やがて兄弟が家族として団結し協力し合っていくことの大切さを実感し、両親の思い出を大切に守りながら力強く生きていこうとする。
「FOXらしくない」番組?
「サンフランシスコの空の下」がアメリカで放映され始めたのは1994年の秋。「ビバリーヒルズ青春白書」や「メルローズ・プレース」などクールでセクシーな若者向けのドラマが主流であった当時のFOXの番組のラインアップの中で、両親の死という悲劇的な設定からはじまる新番組「サンフランシスコの空の下」は異色の存在であった。当初FOXは「サンフランシスコの空の下」を、「ビバリーヒルズ青春白書」のような派手で若者向けのトーンの番組にする予定だったという。しかしクリエーターのクリストファー・カイザーとエイミー・リップマンは、両親を失った兄弟たちのリアルでドラマチックな面を描きたいとそれに反対。FOXは「FOXらしくない番組」を作ることに不安を抱きながらも、二人の情熱を買い、彼らのイメージどおりに番組をつくらせることを許した。
当初低迷を極めた視聴率
「サンフランシスコの空の下」は、当初から批評家の間では高い評価を得ていたものの、放送開始後2シーズンの間、いつ放送中止になってもおかしくないほどの低い視聴率が続いた。しかしFOXの忍耐強いサポートとファンの熱烈な応援に支えられ、「サンフランシスコの空の下」はなんとか生き延びる。そして第2シーズンから第3シーズンにかけて視聴率は徐々に上昇を始める。同時に出演者たちの人気も急上昇し、彼らの顔が色々な雑誌の表紙を飾るようになった。1995年にはTV Guide、 Time、Peopleなどの雑誌がこぞって「サンフランシスコの空の下」をその年の最高のテレビドラマとして絶賛。1996年にはついにゴールデン・グローブ賞のテレビ・ドラマ部門を受賞した。
(TVグルーヴ・ドット・コム)



ベイリー役スコット・ウルフ © Glenn Harris / PR Photos