伝説のドラマ"チャリエン"
TV ドラマ・シリーズ「チャーリーズ・エンジェル」は全米ABCネットワークで1976年9月22日に放送が始まり、全米年間視聴率が1年目でたちまちベスト 5に飛び込んだ大ヒット番組。以後も翌年から第4位、第12位、第20位と大人気。また日本でも1977年10月16日より日本テレビ系で放送され、視聴率2ケタを常時マークする人気番組となった。そして本国での番組終了から19年目の今年、ハリウッドで、「メリーに首ったけ」のキャメロン・ディアス、「ウェディング・シンガー」のドリュー・バリモア、TV「アリー・myラブ」のルーシー・リュウという当代を代表するトップ女優3人が豪華競演して、待望の初映画化。それが11月上旬に日米同時公開される、話題の最新映画「チャーリーズ・エンジェル」。
女性探偵トリオの華麗な冒険を魅力あふれるキャストが代々演じた
「チャーリーズ・エンジェル」TVシリーズは、いずれもポリス・アカデミー(警察学校)を卒業し、謎の男チャーリー(声しか登場しない)にスカウトされて私立探偵として雇われた、美女3人がヒロインのアクション・ミステリー。彼女たちは毎回番組の冒頭、オフィスに揃ってチャーリーから電話で指令を受け(「スパイ大作戦」からの影響あり?)、難事件の調査に向かう。多くの仕事は、ナイトクラブやカジノなどのエンタテインメント業界、女囚刑務所や女性兵だけの軍隊、売春マッサージ店など、女性でなければ接近しにくい危険な場所への潜入調査で、美人探偵"エンジェル"たちの向かうところには常に困難が立ちはだかる。それら窮地を、美貌と度胸、警察学校仕込みの格闘・射撃・ドライブの各テクニックで乗り越えていく、現代のスーパーウーマンが"エンジェル"たち。男性はエンジェルたちの魅力にノックアウトされ、女性は勇敢なのに女らしさを忘れないエレガントな立ち居振舞い(ちなみに1話あたりに女性キャストが衣装を変える回数は後期で平均8回に到達)に夢中になった……それが男女問わず、世界的に幅広い層から支持を得た"チャリエン"人気の伝説だ。
第1シーズンに登場する3人のエンジェルは、シルバー系のブロンドの髪が美しいジル・モンロー(この役でたちまち世界的なセックス・シンボルとなったファラ・フォーセット=メジャーズ/後に只のファラ・フォーセットと改名)、背が高くショート・カットで行動的なサブリナ・ダンカン(ケイト・ジャクソン)、ブルネットのロングヘアがゴージャスなケリー・ギャレット(エンジェルとして番組の全話に唯一出演したジャクリン・スミス)。そんな3人を支える同じ事務所のたった1人の男性、ジョン・ボスレー(やはり番組の全話に出演したデヴィッド・ドイル)。それぞれ個性はあるが、誰もがその魅力に憧れざるをえない超強力メンバーが、最初から勢ぞろいしていた。特に、セクシーなポーズで笑顔をキメたポスターが爆発的に売れ(現在も70年代を舞台にした映画では室内シーンでよく壁に貼られてある!)、レイヤードの髪形を世界的に流行させたブロンド美女ファラの魅力はもはや神話級。彼女は惜しくもこの番組に第1シーズンしかレギュラー出演していないが(第2シーズン以降は6回ゲスト出演しただけ)、まずは第1シーズンの彼女を見ずして"チャリエン"伝説は語れない。
ちなみに第2シーズン以後、エンジェルの顔ぶれには若干変更があった。エンジェル別に出演シーズンを分けるとジル(第1シーズンのみ)、サブリナ(第 1~3シーズン)、ケリー(第1~5シーズン=全シーズン)、シェリル・ラッド(人気の余りに日本の洋酒CMに出演した)演じるジルの妹クリス・マンロー(第2~5シーズン)、シェリー・ハック演じるティファニー・ウェルズ(第4シーズンのみ)、ターニャ・ロバーツ(その後「007 美しき獲物たち」でボント・ガールに抜擢された)演じるジュリー・ロジャース(第5シーズンのみ)の、合計6人の美女がエンジェルに扮した。 なおAXNでは、第1シリーズの放送に引き続き、第2・3シリーズも放送予定。
そしてこの大ヒット番組をプロデュース(製作総指揮)したのは、後に「ビバリーヒルズ青春白書」を手がける、アメリカTV界の超大物アーロン・スペリング。今も新人スターの発掘に定評がある名プロデューサーだが、俳優の才能を見抜くその鋭い選択眼をTV界に印象づけた、いわば原点とも言える作品がこの"チャリエン"だったといえる。
(情報提供:AXN)


