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故アーロン・カーターの死後、彼の自宅に入った友人が当時の部屋の状況を語る 「浴槽には水がたまっていて・・」 亡くなる直前はギリギリな精神状態であったことも告白

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アーロン・カーター

今月5日、自宅の浴槽で亡くなっているところが発見された、歌手のアーロン・カーター。彼の死後、彼の部屋に入ったという友人が部屋の状態や、亡くなる直前のアーロンの精神状態を語った。

今回アーロン・カーターと親しい友人であったというゲイリー・マダティアンはET誌のインタビューに応じた。アーロンが遺体で発見されたあと、ゲイリーはアーロンの元婚約者であるメラニー・マーティンとともにアーロンの住んでいた部屋へ向かったという。

ゲイリーは「私たちが現場へ着いたとき、家は完全に封鎖されていた。警察が捜査をしていて、アーロンの遺体はまだ家の中にあった」と、到着直後の様子を語った。

遺体が運び出された後、“ほんの数人”が家に入ることを許されたといい、ゲイリーとメラニーは家に入った。ゲイリーは「血やアルコールなどが家の中にあるかどうかを確かめたかった」という。2人は寝室を見に行ったが、寝室は「普通」であったという。

その次に、アーロンが亡くなっていたというバスルームを見たというゲイリー。「浴槽に水が溜まっていました。黄色っぽい色だった」と語った。

さらに彼はアーロンの家でエアゾール缶を見たという。ゲイリーは、アーロンがエアゾール缶を吸っていたのではないかと推測している。

ゲイリーいわく「アーロンはインスタグラムでそれ(エアゾール缶を吸う行為)をやっていた時期があった。僕とメラニーはそれを見てすぐにメールで『これはヤバい。よくない』ってやり取りをした」という。また亡くなる直前のアーロンは「見た感じで本当にひどいのがわかった。体重も激減して、正常な行動をとっていなかった。彼の心はここにあらずといった感じだった。薬もたくさん飲んでいたって聞いた。特に違法な薬じゃないらしいけど、量がすごかったらしい」と話した。

アーロンの死因はまだ特定されていないが、ゲイリーは「僕的には、彼は薬を飲んでバスタブで眠ってしまったんだと思う」と推測。「彼は人生を愛していたので、悲劇的な事故だったと思う。精神的な問題や依存症があったとしても、彼は人生を愛していた」と、アーロンの死は事故であると信じていると語った。

またゲイリーによると、アーロンは亡くなる前の数週間、2012年に亡くなった実姉レスリー・カーターの死についてかなり苦しんでいたという。それに加え、家族の多くと疎遠になっていることや、元婚約者メラニーとの間に昨年生まれた息子、プリンスくんの親権問題が続いていることなどで、精神的に追い込まれていたと明かした。

中でもプリンスくんと会えないことはかなりダメージが大きかったようで、ゲイリーは「親権問題が起こるまでは、アーロンは大丈夫だったと思う。彼は子供に会えないことにとても心を痛めていて、弁護士と何度も打ち合わせをしていた」と語っている。

さらに多重人格障害、統合失調症、急性不安、躁鬱病と診断されていたアーロンは、経済的にも苦しかったという。

アーロンの経済面について、ゲイリーは「本当にひどかった。彼はお金を管理できなかった。彼のお金を管理する人は誰もいなかったんです」「彼は経済的に本当に悪い状態でした。彼には誰かが必要だった」と明かしている。

そんな中、ゲイリーはアーロンに対し何か助けになることはできないか尋ねたという。「彼と話をしたんだ。僕が『どうしたらいい?』って聞いたら、彼は『リハビリ施設に入院させてくれないか』と言った。だから僕は『わかった、そうしよう。1、2週間もらえれば実現するよ』と言った。でもそれは実現しなかった」と、アーロンを施設にいれる前に亡くなってしまったと話した。

「精神疾患と依存症が、彼の人生を支配していたのだと思います。アーロンは、心の中ではとても孤独な人間だったのです」

ゲイリーがアーロンに今、一言伝えるとしたら「君を愛しているよ。いつも君の息子の側にいる。彼のためにベストを尽くして、最高の子供時代を過ごさせてあげたい。この子が幸せになれるように、この世のあらゆることをやってあげるからね」だと話した。

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