米最高裁の中絶を違憲とする判断に、女性政治家が強く抗議! レイプされ中絶を考えた自身の辛い過去も告白… 「これは女性の権利の問題なんかじゃない。全員の問題です」 [動画あり]

アレクサンドリア・オカシオ=コルテス
アレクサンドリア・オカシオ=コルテス

先日、アメリカで長年、女性の中絶権を合憲としてきた「ロー対ウェイド」判決が覆(くつがえ)され、一部の州ではすでに中絶禁止法が施行された。これに対し多くの人々が強く抗議の声をあげており、今回は女性政治家のアレクサンドリア・オカシオ=コルテスが自身の性被害、そして中絶という選択肢があることに感謝した過去の体験を告白した。

アレクサンドリア・オカシオ=コルテスは6月25日、米ニューヨーク市にある公園、ユニオンスクエアで集会を実施。ここでは女性たちがそれぞれ中絶の体験を共有していた。

ここでコルテス氏は「私はあそこのレストランで4年前まで働いていました。友人が仕事後に帰ろうとした際、レイプされ彼女をサポートしたことがあります」と語る。

さらに「私も22、23歳でここニューヨーク・シティに住んでいるときにレイプされた。私は孤独でした。孤独すぎて、マンハッタンにある公衆トイレで妊娠検査薬をしなければならなかった」と、過去にレイプ被害にあったことを告白。

彼女は「座って(妊娠検査薬の)結果を待っているとき、頭の中にあったのは『最低でも、(中絶という)選択肢がある』ということだけです。『最低でも、自分の運命を自分で選ぶ自由がある』ということ」と、中絶という選択肢があることに感謝をしたと述べた。

幸い、その時妊娠はしなかったと話したコルテス氏。「でも問題はそこじゃない。(中絶禁止法は)私たち全員に関わることです。女性の権利の問題なんかではありません。全員にとって問題なのです」と力強く話し、会場の女性たちからは拍手と歓声があがった。

6月24日、米連邦最高裁は1973年から施行されていた「ロー対ウェイド」の判決を覆した。「ロー対ウェイド」の判決は女性の中絶権を合憲としてきたが、これが覆ったことによりアメリカでは女性の中絶権が憲法で保障されなくなった。

13の州ではすでに、連邦最高裁が「ロー対ウェイド」判決を覆せば自動的に中絶を禁止する、トリガー法と呼ばれる法律が成立していた。このうち、ケンタッキー、ルイジアナ、アーカンソー、サウスダコタ、ミズーリ、オクラホマ、アラバマの各州では、最高裁判決を受けて中絶禁止法が施行された。これらの州ではすでに一部の中絶クリニックの閉鎖も始まっているという。

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