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哀しいかな、打ち切り!「スリーピー・ホロウ」「No Tomorrow」「Frequency」

4月末からNYで,2017~18年シーズンの新作を地上波局、ケーブル局、ストリーミング会社が発表し始めました。このスポンサー向けのプレゼンに一度参加したいとは思いつつ、NYに飛ぶことを考えると、どうも腰が重い私です。


新作が発表される=旧作の運命が決まると言うことで、日本のゴールデンウィーク中、ほとんど毎日のように凶報が舞い込みました。


3月16日の「風前の灯火『スリーピー・ホロウ』」で述べたように、予想・覚悟はしていたものの、独創性が高く、希少価値の「スリーピー・ホロウ」の打ち切りは、最悪の凶報でした。イカボッド(トム・マイソン)とアビー(ニコール・べハーリー)のコンビが、本作の魅力の一つでしたが、二人を無理矢理くっつけなかったのは、クリエイターがヴィジョンを貫いた結果と読み、拍手喝采を送りたいと思います。但し、それが問題なんだよ!と信じている人もいれば、べハーリーの降板が視聴率低下の最大の原因だと主張する人もいます。


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べハーリー(左)とマイソンのコンビ無くして、「スリーピー・ホロウ」は成立しないと実証してしまったが、ホラーやSFジャンルが大の苦手の私でさえ番組のファンに転換するほど魅力的な俳優だった。次作に期待しよう!WENN.com


今シーズン、若者狙いの小手先の操作が災いして、少年探偵団(=幼稚)に成り下がってしまったこと。お陰でマイソンの勇壮活発な姿が半減してしまったことが、視聴率低下に拍車をかけたと私は読みます。


Six heads are better than one. Relive the trials and tribulations of #TeamWitness once more with the link in our bio. #SleepyHollow

Sleepy Hollowさん(@sleepyhollowfox)がシェアした投稿 -


最近人気を挽回した、アンソロジーにした方が良かったのではないか?キャラの年齢を下げて維持して行くには無理がある設定だった。 
 
しかし、最大の原因は、Foxが自信の無さを様々な形で現わにしてしまったことではないでしょうか?自信満々で登場したシーズン1と、2以降は雲泥の差でした。16年1月27日の「悲喜交々?2016年冬のプレスツアー」でご報告したようにテレビジョン・グループのデイナ・ウォルデン会長兼CEOが創作チームが毎シーズン「からくり」を考案するのに苦労していることを明らかにしてしまい、希少価値の座を維持することが至難の技であると認めてしまったのです。


トップがこれですから、諦めムードが充満していて、広報に及んではインタビューやセット訪問のリクエストに返答もしないお粗末さでした。継続番組にマーケティングや広報予算がないことは分かります。Foxだけではなく地上波局は全て、ここ数年制作本数の急増に反比例して、継続番組にはエネルギーや資源を注ぎ込まないようになって来ました。宣伝しないから視聴率が減少する、視聴率が下がるから宣伝しないの悪循環を繰り返しているのが現況です。


他に残念だったのは、私がお薦め番組として紹介したCW局のロマコメ「No Tomorrow」(16年10月25日)映画「オーロラの彼方へ」のテレビ化「Frequency」(16年11月2日)が2作とも、打ち切られてしまったことです。


「No Tomorrow」は、出来の良い逸話とハズレ回が1対3の割合で、基本的にネタを維持するのに苦労しているんだな~と感じてはいたのですが、マイナス思考もどん底の2016年、「今日を掴め」がテーマの明るいロマコメが珍しいのと、主役の二人が愛くるしかったので、許せてしまいました。世の中が混沌としている今、この手のロマコメが観たいのに、このジャンルは今や絶滅の危機に瀕しています。あー、世も末!!

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イーヴィ(トリ・アンダーソン)とゼイヴィア(ジョシュア・サス)の愛くるしいコンビが味噌だった「No Tomorrow」。ロマコメが成り立たない世知辛い世の中で、大健闘してくれたことに感謝、感謝。WENN.com


「Frequency」は、回を重なる毎に、話が本筋から離れて行き、録画した最終話を再確認しなければ、どのように終わったか忘れてしまうほどです。レイミー(ペイトン・リスト)とフランク(ライリー・スミス)父娘は、母ジュリア(デヴィン・ケリー)の宿命を書き変えるべく、無線機を介して殺人鬼の捜査に乗り出します。ジュリアの運命の日まで残り数ヶ月。20年を隔てた「声のタイムトラベル」で結ばれた父娘が、時間との闘いに挑む、タイムパラドックスがテーマのSFファンタジー・サスペンス・ドラマです。


ところが、運命を変えるために父娘が奔走するのみで、母ジュリアは全く聞く耳を持たないことに、腹が立ち、イライラしました。はっきり言って、この日に連続殺人鬼の犠牲になると解っていたら、私ならそそくさと何処かに身を隠します。確かに、フランクが助けた看護婦が20年後、レイミーに発見されると言う逸話があり、運命を書き換えることはできないと言う仕掛けにはなっていましたが....

やはり、この手のSFファンタジー・サスペンスは、2時間限りで完結する映画向きなのかもしれない。テレビドラマ化するほど、息が続かない感じがした。 
 
月曜日から始まった地上波局の新作発表会Upfrontで公にされた新作を観た限り、「No Tomorrow」や「Frequency」ほど、キラリと輝く作品は一本も見当たりません。打ち切り3日後に180度好転した「タイムレス」(16年10月10日にお薦め)の例もあります。CWに陳情しようかと思っていた矢先、CWサイトで2作の何らかの結論を観ることができると発表がありました。尻切れとんぼよりは良い?とは思いますが、希望を完全に断ち切られてしまい残念無念です。




史上初の打ち切り3日後に更新が決まった「タイムレス」。こちらは一話完結型なので、時と場所を変えればまだまだ継続できる筈。毎回セットを作り変えるのが前提なので、制作費高騰が一番心配。打ち切りの最大の理由となり得るからだ。 
 
 

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