「スリーピー・ホロウ」ファンの集いに早変わり - ハリウッドなう by Meg | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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「スリーピー・ホロウ」ファンの集いに早変わり

(2014年6月18日)

去る6月2日、ハリウッド・フォエバー墓地敷地内の劇場で「スリーピー・ホロウ」のエミー賞根回しイベントが開催されました。番組のジャンル上、ふさわしい会場ではありましたが、通常のATAS向けイベント会場ではなかったからか、ATAS会員の参加は10人余りというお粗末さ。Foxは5月28日から参加を募っていましたが、会員の参加申し込み電話が少なかったため、何とフェイスブックで一般客を招待。お陰で、熱狂的なファンが押し掛け、エミー賞など何のその!一大絶叫ファンの集いに変身してしまいました。

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到着した時は、ご覧のように明るかったが、午後9時半過ぎ、暗闇の中で車に向うのは、「行きは良い良い、帰りは怖い」体験だった。きゃーっ! (c) Meg Mimura

ファン/オタク優先のコミコン(毎夏、サンディエゴで開催されるコミック・コンベンションのこと)を彷彿させるパネルインタビューになってしまったことは遺憾ですが、昨夏のTCAプレスツアーの制作発表時に比べると、制作陣やキャストの自信度に雲泥の差が読み取れました。3話放送して、シーズン2継続が決まったこともさることながら、心身共に負担度の高い作品を13話完成させた!という達成感が自信に繋がっているのが一目瞭然でした。

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呼び物は2メートル近い首無し騎士2名?2体?「ホラーや歴史ファンタジーは嫌い!と断言する視聴者をファンに転向させたことが、何よりの勲章だ!」と制作陣は語る。 (c) Meg Mimura

イカボッド・クレーン役トム・マイソンは、「4人の騎士の話にタイムトラベルとホラーが混じった....ユニークと言うか、何と言うか....(ごくっ)でも、すっごく面白いから....って説明してたんだけど、その必要がなくなったことが何より嬉しい!」と、厳しかった出だしを語りました。昨夏のプレスツアーに登場したマイソンの挙動に納得が行きます。笑顔で魅了してくれたものの、内心はおっかなびっくりだったんですね?

アビー役ニコール・べハーリーは、純白のボディコンドレスで登場しましたが、かなり控え目で無口でした。何かあったのでしょうか?今年1月のFox主催のパーティーで話した時は、「夜の長時間ロケで心身共に疲れ果てた」と打ち明けたべハーリーです。撮影再開に不安を感じているのかもしれません。何しろ、シーズン2は18話ですから、考えただけでも気が重いのに違いありません。

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暗くて、風通しの悪い会場Masonic Theatreは、撮影には超不向き。その上、最前列は、ファンが陣取っており、写真撮影が困難だった。 (c) Meg Mimura

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ベハーリーは、「スキャンダル」のケリー・ワシントンに続く、アフリカ系ヒロインだ。「複雑でリアルなアビーの役作りがとても楽しい」と語った。 Andrew Evans / PR Photos

「毎年米国のパイロット・シーズンの狂気の沙汰を俳優仲間から聞いていたので、勇気がなくて....ある雨の日、思い立ってオーディション・テープを作った」と明かしたマイソン。「スリーピー・ホロウ」は、マイソンのイカボッド以外想像できないので、ある雨の日に感謝しましょう。

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最初はアメリカ人を配役する予定だったが、撮影開始が迫ってきて、急遽英国人に方向転換。オックスフォード大学で歴史を教えていたイカボッドを、「人を見下す学者肌」と定義するものの、マイソンは見知らぬ「異国」で違和感と恐怖を目一杯感じる人間をユーモアたっぷりに表現する。 (c) Meg Mimura

「テープを送ってから、できるだけ忘れようと努力した」と笑うマイソンですが、1週間後には、オーディションを受けにアメリカへ。「プロデューサー達とあ〜でもない、こ〜でもないと、アイデアを出し合うこと7時間、ニコールはそのうち5時間ほど付き合ってくれた」と、異常に長いオーディションだったことを指摘します。「ホテルに戻って1時間ほどしたら、電話があって登板が決まったんだ。運が良かった!ついてたんだね!!」と感謝の念を表現しました。

ロンドンにいる俳優友達(名前は明かしてくれませんでした)と、つぶやき交換するマイソンですが、「ロンドンで久し振りに会ったら、機嫌が悪いのなんの。『「スリーピー・ホロウ」の悪評だけツイートしてやろうと待ち受けていたのに、何もない!』って、すねてたよ」と笑います。

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アメリカ生活について、「ティーバッグがまずい!」と一言。ごもっとも! (c) Meg Mimura

極度の崖っぷちで終わったシーズン1ですが、シーズン2から5分ほど未放送シーンが初公開されたものの、内容については一切明かされず、肩すかしを食わされました。インタビュー後は、ファンが殺到し、小柄なべハーリーとマイソンは人波に消えてしまいました。夏のプレスツアーでお目にかかれることを祈りつつ、レセプションには参加せず、帰途に着きました。

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ガードマンに囲まれて、そそくさと退場を試みたマイソンですが、ファンを出し抜いてツーショット撮影に成功する人も。 (c) Meg Mimura


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