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アンジェリーナ・ジョリー、新型コロナウイルスの影響における子供たちの保護を訴える! DVなど虐待といった被害を懸念

アンジェリーナ・ジョリー FILMS/TV SERIES
アンジェリーナ・ジョリー

人気女優のアンジェリーナ・ジョリーが、新型コロナウイルスの影響での子供たちの保護を訴えている。Time誌が伝えている。

新型コロナウイルスの感染者数は全世界で140万人を超え、死者数は10万人に迫ろうとしている。多くの人々が先の見えない不安な日々を過ごしているのだ。感染拡大防止のため、自宅にこもることを余儀なくされている。そんな中、女優のアンジェリーナ・ジョリーが、このような時こそ子供たちへのケアが大切であると訴えた。

アンジェリーナ・ジョリーは、Time誌に寄せた記事の中で、「今回の事態は、私たち人間がいろいろなことを考え直す機会になっています。中でも最も緊急であり重要なことは、子供たちを守ることに他なりません。若者は重症化しにくいとは言われていますが、今回の感染拡大によって二次被害を受けているのは間違いなく子供たちです」とつづっている。

記事によると、現在世界中で叫ばれている「ソーシャル・ディスタンス」も、ある意味では子供たちがトラウマになるような被害に遭う可能性があると訴える。なぜなら、逃げ場のない自宅で長時間過ごすことになることから、DVや虐待につながる可能性があるからだ。

アンジェリーナは、「自宅で虐待を受けている子供たちにとって、学校で気のおける友人や教師に会うこと、放課後のクラブ活動に参加することは唯一の心の逃げ場なのです。そして、その避難所が奪われようとしています。新型コロナウイルスは、そのような子供たちと友人や普通の学校生活、行動の自由を遮断してしまいます」と記している。

また、現在彼女の息子も含め多くの子供たちが休校により教育を受けられなくなっていることを受け、アンジェリーナは「今回の休校が、今後の長い人生で大きな悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。子供たちを守るために、私たちには何ができるでしょうか?」と読者に疑問を投げかけた上で、周囲に虐待を受けているかもしれないと思われる子供がいる場合には、まずは家族や友人に電話することを勧めている。DVや虐待を受けている子から出ているSOSのサインに気づいてもらいたいとのことだ。

さらに現在は「The Child Helpline Network」や「The Global Partnership to End Violence Against Children」などのサポート団体が支援に乗り出している。

アンジェリーナは、「昔から、『街全体で子育てしましょう』という言葉があります。弱い立場にある子供たちを守るためには、国全体の努力が必要なのです」と締めくくった。

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