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水難事故死したナヤ・リヴェラの元夫、「不法の死」で郡などを起訴 新たな書類で事故のさらなる詳細が明らかに

ナヤ・リヴェラとライアン・ドーシー(2014年) FILMS/TV SERIES
ナヤ・リヴェラとライアン・ドーシー(2014年)

今年7月に水難事故で亡くなった、海外ドラマ「glee/グリー」などで知られる女優のナヤ・リヴェラ。今回、彼女の元夫ライアン・ドーシーが、息子ジョージー君名義で郡などを訴えたと報道された。

ナヤ・リヴェラは、今年7月8日に、現在5歳の息子ジョージー君と共に、アメリカ・カリフォルニア州ヴェンチュラ郡にあるピルー湖へ旅行に出かけた。ナヤとジョージー君は湖でボートを借りて遊泳を楽しんだが、その後ナヤだけが行方不明になった。捜索の結果、7月13日の朝に湖からナヤの遺体が発見された。のちにジョージー君は、ナヤが水中に姿を消す前に、腕をあげて助けを求めるために叫んでいたと証言している。

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E!ニュースによると、息子のジョージー・ホリス・ドーシーは11月17日、米カリフォルニア州ヴェンチュラ郡「United Water Conservation District and Parks」(ピルー湖を管理している政府の団体)、そして「Recreation Management(通称PMC)」を訴える手続きを最高裁判所にて行った。ジョージー君は5歳であるため、父親のライアンが代理人となった。

ジョージー君が父を通して起訴した名目は2つ。「不法の死」「過失による精神的苦痛」だ。E!ニュースが獲得した書面によると、ナヤの「不法の死」によりジョージー君は経済的、また非経済的に被害を受けたこと、またジョージー君はナヤが溺死した現場にいたことにより深刻な精神的苦痛を受けたと主張しているという。

書類によると、ジョージー君側は陪審裁判を求めている。また彼らはこの裁判で、補償的、結果的及び懲罰的損害賠償なども求めている。

ナヤはピルー湖で事故に遭った際、上記の政府団体「PMC」からボートを借りた。今回起訴の書面ではこのPMCが貸し出したボートには安全対策のためのはしご、ロープ、いかり、ラジオなど、ボートと離れてしまうのを防ぐ装備がなかったと主張。「不穏にも、ボートには浮き具や救命装置などが全く装備されていなかったことが後の調査でわかりました。これは16フィート(約4.8メートル)より先に出るボートは必ず浮き具を備え付けるといったカリフォルニア州の法律を侵害している」と書いている。

これに加え、「ナヤが借りたレンタルボートはピルー湖の中でも古いもので、改装されていなかった」などとも申し立てている。

またナヤが溺死してしまった原因のひとつとして、水流が強かったことがわかっているが「水流が強い、視界が悪く風が強い、水深が変わるなどといった警告の看板がひとつもない」ことも相手側の過失として主張。「このレクリエーション施設が開設されて以来、すくなくとも26人がピルー湖で溺れているにもかかわらず、湖で泳ぐことの危険性やライフベストを着るような警告もない」と主張している。

PMCの匿名スタッフはナヤはボートを借りる際、ライフベストをレンタルするかと聞かれたが、必須ではなくオプションであったため借りなかったと証言している。当時ジョージー君が発見された際、彼だけがライフベストを着ていた。

ナヤとジョージー君はボートを借りた2時間後にピルー湖で泳ぎ始めた。当時は泳ぐことが許可されていたのだが、現在では危険なため遊泳禁止となっている。2人が泳いでいる間に強い水流と風が原因で、ボートは流されてしまったという。

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