世界最大級のポップ・カルチャーイベント「大阪コミックコンベンション2024 （以下「大阪コミコン2024」）」が、5月3日（金・祝）、大阪・インテックス大阪にてついに開幕（5日まで開催）。マッツ・ミケルセンが、小島秀夫とともに「セレブステージ」のゲストとして壇上に上がった。
「大阪コミコン」は、海外セレブ俳優との交流を主としたエンタメファンにはたまらないイベント。12月の「東京コミコン」に続き、ファンが心待ちにしていたイベントだ。
今回のマッツ・ミケルセンの来日インタビュー記事
ノーマン・リーダスがサプライズ登場！！
ミケルセン＆小島のこのステージ、なんとスケジュールにはなかった事態が。ノーマン・リーダスが急きょサプライズ登場を果たしたのだ。大人気ゲーム「DEATH STRANDING（デス・ストランディング」のプロデューサーとキャストふたり、6年ぶりの豪華3ショットに、もちろん会場は割れんばかりの大歓声に包まれ、小島氏も「懐かしいですね、家族みたいなものなので…」と喜んだ。
“デススト”の思い出話
リーダス退場後も話は「DEATH STRANDING」へ。
撮影時の思い出を聞かれたミケルセンは、「ファンタスティックでクレイジーな経験だったよ。当初はヒデオ（小島秀夫）の世界観を理解するのが難しくて、ノーマンと僕は『？？』って感じだったけど、ヒデオのアイデアを絵で見せられて、魔法の世界に入ったようだったんだ。ヒデオはクリエイティブな上に、僕らを神様みたいに扱ってくれるんだ。すばらしい日々を過ごさせてもらったよ」と振り返る。
小島は「マッツさんを主演に企画を立てたんですよ。『Mads’ Max（マッズ・マックス）』っていうんですけど…本人には失笑されました（笑）。中身はちゃんとしたやつだったんですけど」と、映画『マッド・マックス』を思わせる企画について説明。ミケルセンは「もう1回ご飯に行こう。改めて聞かせてくれ」と笑っていた。
「ヒデオと仕事すると、他の人と仕事することが想像できなくなる」と小島を絶賛したミケルセンは、今後小島とやってみたいジャンルとして「ゾンビ」や「カンフー」をあげた。
「ハンニバル」の続きは？
人気シリーズ「ハンニバル」について続編の話はないのか尋ねられると、ミケルセンは「ヒュー・オブライエアんと会うたびに、『ハンニバル』については話すんだよ。シーズン5、6、７…についてね。でも僕らは制作を決める立場にないからまだ空中に浮かんでいる状態だ。2、3年以内に撮ることができればあまり歳を取らなくて済むんだけどね」と期待を持たせる。
小島はすかさず「まあCGで若返ることはできますよ」と返し、ミケルセンは「これだからヒデオのこと大好きなんだよ」と微笑んでいた。
演技や今後の映画について
演技への向き合い方について「脚本・ストーリーが一番重要」で「監督と話しながら役を作り上げていく」と話したミケルセン。
自身が出演し今年日本公開が期待される『The Promised Land（英題）』や『ムファサ：ザ・ライオン・キング（原題）』についても期待を持たせていた。
日本のコミコンは「クレイジー」！？デンマーク語講座も
たびたび日本のコミコンを「クレイジー」と表現しているミケルセンは、日本のコミコンの何が「クレイジー」なのかを尋ねられた。
彼は「人が多すぎるよ（笑）でもみんな、極限まで規律に従っている。バックステージにいると何も聞こえないくらい静かなのに、ステージに出てきたら歓声の大爆発だ。デンマークじゃノイズだらけだから絶対あり得ないことだよ。大量のすばらしい人々が会いに来てくれて、感情を伝えてくれる。クレイジーだと思うよ」と説明していた。
さらにミケルセンは「マッツ様、ステキ」をデンマーク語で何と言えばいいかとファンからの質問を受け、「“様”は難しいからキング・マッツにしようか」と「コン・マス（マッツ）、ドゥ・エァ・ファンタスティスク」だと教えてくれるのだった。
【マッツファンのみなさん覚えてください】
「『マッツ様（キング・マッツ）、素敵です』をデンマーク語で言うと？」
という質問に、#マッツ・ミケルセン が答えてくれました👑#大阪コミコン #大阪コミコン2024#MadsMikkelsen #OsakaComicCon #OsakaComicCon2024 pic.twitter.com/hwDjeeYrIc
— tvgroove (@TVGroove) May 5, 2024
フォトギャラリー
開催概要
【大阪コミコン 2024】
名称： 大阪コミックコンベンション 2024 （略称：大阪コミコン 2024）
会 期：
2024年5月3日（金・祝）11:00～20:00
4日（土・祝）10:00～20:00
5日（日・祝）10:00～18:00 ※開催時間は変更となる可能性あり。
会 場： インテックス大阪（〒559-0034 大阪市住之江区南港北 1-5-102）
主 催： 株式会社東京コミックコンベンション、大阪コミックコンベンション実行委員会
イベント内容：
・国内外映画、コミックなどの最新情報公開
・企業出展（限定・先行商品の販売、グッズの展示など）
・実際に映画で使用されたプロップ（小道具）や、レアグッズの展示
・最新技術を使った様々なコンテンツの体験
・海外セレブ俳優との交流
・ステージでのライブやパフォーマンス
・コスプレイヤーとの交流、コンテスト
・漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」
問い合わせ先： 大阪コミックコンベンション事務局 info@tokyocomiccon.jp
©2024 Osaka comic con All rights reserved.
フリーライター（tvgroove編集者兼ライター）。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信しながら、映画関連のイベントの運営、各種SNS（X・Instagram）において映画に関する発信を行なっている。
