カイリー・ジェンナー(29)が、世界的ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショーに初出演。しかし、約5,000万ドル(約75億円)という超高額のブラを着用してランウェイに登場したことが、思わぬ批判を呼んでいる。
問題となっているのは、同ブランドの歴史の中でも特別な存在として知られる「ファンタジー・ブラ」。これまで数々のトップモデルが着用してきた憧れのアイテムを、初出演のカイリーが身につけたことに対し、ファンからは「本物のモデルに失礼だ」といった不満が噴出している。
カイリー・ジェンナー、約75億円の豪華ブラでランウェイデビュー
10月18日、米ロサンゼルス近郊で開催された「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー 2026」。会場を驚かせたのは、リアリティスターで実業家のカイリー・ジェンナーのサプライズ登場だった。
姉のケンダル・ジェンナーはこれまでに同ブランドのショーに何度も出演しているが、カイリー自身がヴィクトリアズ・シークレットのランウェイを歩くのは今回が初めて。それにもかかわらず、彼女に用意されたのは、ショーの目玉ともいえるファンタジー・ブラだった。
【写真】約75億円のファンタジー・ブラを着用したカイリー・ジェンナー
Will Kylie Jenner’s Victoria’s Secret Moment Finally Turn JADE’s ‘Angel of My Dreams’ Into a Viral Hit?
https://t.co/XGA3JLlzsE— billboard (@billboard) October 21, 2026
高級ジュエリーブランド「Jacob & Co.」とのコラボレーションで制作された今回のブラには、4,410個もの天然ダイヤモンドが使用され、中央には75.54カラットの鮮やかなイエローダイヤモンドが輝いている。制作には15人の職人が携わり、完成までに1,000時間以上を要したという。
推定価格は5,000万ドル。歴代のファンタジー・ブラの中でも最高額となる豪華な作品だ。
カイリーは透け感のある白いミニスカートに透明のヒール、そして大きな白い羽を組み合わせた姿で登場。会場では交際相手のティモシー・シャラメや母クリス・ジェンナーも彼女のランウェイデビューを見守り、声援を送っていた。
「なぜカイリーが?」ファンから批判が噴出
豪華なランウェイデビューだったが、SNSではカイリーの起用を疑問視する声が相次いだ。
その理由は、ファンタジー・ブラが単なる高価なランジェリーではなく、ヴィクトリアズ・シークレットの歴史において、特別な意味を持つ存在だからだ。
1996年に初めて登場したファンタジー・ブラは、これまでジゼル・ブンチェン、アドリアナ・リマ、アレッサンドラ・アンブロジオ、キャンディス・スワンポールといった世界的スーパーモデルたちが着用してきた。
2018年のエルザ・ホスク以来、ショーでは披露されておらず、今回の復活は8年ぶり。長年のファンにとっても、誰がその栄誉を手にするのかは大きな注目点となっていた。
ところが、選ばれたのは今回がショー初出演となるカイリーだった。
SNSでは「本物のモデルたちに失礼だ」「なぜ長年活躍してきたモデルではなく、カイリーなのか」といった批判が上がった。
一部のファンは、これまで何年もランウェイに立ち続けてきたモデルたちの努力が軽視されたと感じたようだ。
また、リアリティ番組やSNSで圧倒的な知名度を持つカイリーが起用されたことで、モデルとしてのキャリアよりもセレブとしての影響力が優先されたのではないか、という指摘も上がっている。
ヴィクトリアズ・シークレット側がカイリー起用の理由を説明
一方、ブランド側は今回の人選について明確な考えを示している。
ヴィクトリアズ・シークレットの最高クリエイティブ責任者アダム・セルマンは、米Vogue誌の取材に対し、カイリーを選んだ理由として、ファッションだけにとどまらない彼女の文化的な影響力を挙げた。
セルマンによれば、今回のショーでは、従来のファンが求めるファンタジー・ブラを復活させるとともに、それを意外性のある人物に着用してもらうというアイデアがあったという。
Instagramで数億人規模のフォロワーを抱え、ビューティービジネスでも成功を収めているカイリーは、まさにその条件に合致する存在だったようだ。
ブランド側にとって今回の起用は、伝統的なファッションショーを超え、ポップカルチャー全体を巻き込む話題を生み出す狙いがあったといえる。
カイリー本人は大喜び! 姉ケンダルも妹を応援
批判が広がる一方、カイリー本人にとって今回の出演は忘れられない経験になったようだ。
ショー終了後には自身のInstagramストーリーズで豪華なブラのクローズアップ写真を公開し、「最高の日だった」と喜びを表現した。
今回のショーには出演しなかった姉ケンダルも、妹の挑戦を応援していたと報じられている。カイリーは出演前、モデル経験豊富な姉からランウェイについてアドバイスを受けていたという。
8年ぶりに復活したファンタジー・ブラと、初出演でその大役を任されたカイリー・ジェンナー。ショーを華やかに盛り上げた一方、その起用をめぐっては、モデルとしての実績とセレブリティとしての影響力のどちらを重視すべきなのか、ファンの間で議論が広がっている。






