昨年9月に発生した、旅行系インフルエンサーが失踪の末に遺体となって発見された事件で、自殺した容疑者とされる男が、殺害を認めるメモを残していたことがわかった。
旅行系インフルエンサーとして活躍していたギャビー・ペティート(22)は昨年9月19日、ワイオミング州にあるグランド・ティトン国立公園近くのキャンプ場で遺体となって発見された。
ギャビー・ペティートは数ヶ月前から婚約者ブライアン・ランドリーと共に旅に出ており、彼女の遺体発見に前後して彼も姿を消していたことから、事件に関与しているとして捜索がすすめられていたが、その後フロリダ州の沼地で拳銃自殺をしていたことが明らかとなっていた。
そしてこのたび、ブライアン・ランドリーが自殺した沼地に残された、複数枚のメモの内容が公開された。彼はこの中でギャビーの殺害を認めると共に、「同情」による行動であったことをつづっていたのだ。
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This is Brian Laundrie’s notebook confession where he admits he ended Gabby's life. pic.twitter.com/f3iyTutWpo— Brian Entin (@BrianEntin) June 24, 2022
メモには「ぼくが彼女の人生を終わらせた」と記され、「ぼくは彼女がかわいそうで仕方がなかった。これが彼女の望んだことだと思ったんだ。でも、まちがいでしかなかった。パニックだ。ショックだ」と混乱する様子が記録されている。
ブライアンのメモによると、ギャビーはワイオミングのキャンプ場で転んでケガをし、苦しむ様子を見せていたという。その苦しみから助けたい一心で殺害してしまったが、すぐに後悔の念に駆られたそうだ。
ブライアンはメモの中で、自身の行動を謝罪すると同時に、警察に対し、自身の家族への厳しい追及は避けてほしいと訴えている。
「どうか、ぼくの家族を生き辛くしないでほしい」とつづったメモには、「彼らは息子と娘を失った。世界でもっともすばらしい女性だった。ギャビー、ごめんなさい。家族にもあやまりたい。彼らにとってはショックであると同時に、ひどい悲しみでもあるだろうから」と付け加えられている。