ジョージ・フロイドさんを殺害した元警官のショーヴィン被告、現在いる刑務所で彼を監視できるのは白人刑務官だけだった!? そのひどい理由とは

デレク・ショーヴィン
デレク・ショーヴィン

先月25日、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんを不当な拘束により殺害し、殺人の罪に問われている元警官のデレク・ショーヴィン。現在刑務所に収容されている彼だが、監視に携わることができるのは白人刑務官のみだそうだ。nytimes.comが伝えている。

今回、8人の刑務官が人種を理由に、ショーヴィン被告をフロア内の移動や独房への連行の際同行しないよう指示されたとして、ミネソタ州の人権擁護局に訴えた。

訴えを起こした8人のうち、全員が有色人種で、半分はアフリカ系アメリカ人だった。彼らは、最高指揮官で白人のスティーヴ・ライドン氏から有色人種であることを理由に職務を外され、白人でないがために仕事ぶりを信頼されておらず、不当な扱いを受けたと主張している。

刑務所が属するラムジー郡警察の管轄部署は、当初はこの件を否定したものの、訴えを受けて調査した上で最高指揮官のライドン氏を一時的に職務から外したと発表した。

調査の中で、ライドン氏は白人でない刑務官をショーヴィン被告につけることで「トラウマを呼び起こしてしまうのではないか」と感じ、彼らを外したと語ったという。しかしその決定の直後に自分の判断の誤りに気づき、命令を取り消して謝罪したが、シフトなどの関係で周知されるのに時間がかかったとした。

訴えを起こした刑務官の1人はインタビューに答え、ショーヴィン被告が5月29日に輸送されてきた際ボディチェックを担当したが、ライドン氏からそれ以降ショーヴィン被告に関わらないよう指示されたと語った。なお、彼は米国軍のキャプテンを務めたあとこの刑務所で10年にわたり勤務しており、十分な経験を積んでいた。

ショーヴィン氏到着後に担当から外されたことで、その意図に気づいた有色人種の刑務官たちは、その不当な扱いに憤り涙し、仕事を辞めなければならないのかと嘆いた者もいたという。

原告の弁護士を務めるボニー・M・スミス氏は記者会見で、今回のライドン氏の指示は非常に馬鹿げたもので、刑務所内の安全が脅かされるものだと主張。「この指示では誰1人救えない。こんな露骨に差別的な命令があっていいのだろうか」と語った。

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