ジョージ・フロイドさん殺害で有罪判決を受けたデレク・ショービン被告、判決を不服として控訴を検討 資金が底をつき弁護士なしで手続きへ

ジョージ・フロイドさんを殺害したデレク・ショービン被告
ジョージ・フロイドさんを殺害したデレク・ショービン被告

昨年5月にジョージ・フロイドさんを不当に拘束した上で殺害したとして、今年に入って有罪判決を受けていた元警察官デレク・ショービン被告が、判決を不服として控訴する予定であることが明らかになった。

9月23日に提出された裁判書類によると、デレク・ショービン被告は14の理由で控訴するという。

その1つとして挙げられているのが、担当したピーター・カヒル判事が、裁判前の報道を理由に、裁判をベネピン郡で行うことを希望していたショービン被告の要求を拒否し、裁量権を逸脱したというものだ。

またショービン被告は、ピーター・カヒル判事が裁判の延期や、やり直しの請求を拒否、また裁判期間中に陪審員を隔離してほしいという要求を認めなかったことについても裁量権を逸脱していると主張している。

これとは別にショービン被告は9月23日、公選弁護人の派遣を拒否するという前回の決定を州の高等裁判所が見直すまで、控訴手続きを一時停止する申し立てを行なっている。

ショービン被告によると、現在収入が刑務所で得た賃金以外になく、控訴手続きを弁護士なしで行わなければならないという。なお前回の裁判では、ショービン被告にはミネソタ州警察および警察官協会の弁護基金によって選出された弁護士がついていた。

今年4月、ショービン被告は第2級殺人、第3級殺人、第2級過失致死の3つの罪全てで有罪となり、懲役22年半の実刑判決を受けていた。

ショービン被告はさらにジョージ・フロイドさんの市民権を侵害した罪にも問われているが、これについては無罪を主張している。

この事件は昨年5月、黒人男性のフロイドさんが当時警官だった白人のショービン被告に不当に拘束され、9分間にわたり膝で首を押されつけられたことにより命を落としたというものだ。この模様は動画に記録されており、世界中に拡散されることとなった。世界中で「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」運動が行われるきっかけにもなっている。

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