英人気ボーイズ・グループ ザ・ウォンテッドのトム・パーカーが、脳腫瘍との闘いの末、死去した。享年33歳であった。
ザ・ウォンテッドは、2009年、オーディションで集まったマックス、シヴァ、トム、ネイサン、ジェイの5人によって結成。2010年にリリースしたデビュー・シングル「オール・タイム・ロウ」は、全英初登場1位を記録。また同年にリリースしたデビュー・アルバムは全英4位を記録。さらに翌年にリリースした「グラッド・ユー・ケイム」は世界中でヒットを記録した。
そんなザ・ウォンテッドは、2014年はじめ、突如活動休止宣言を発表したが、昨年、約7年の活動休止を経て再始動することを発表した。
再始動のきっかけはメンバーのトム・パーカーの病気だった。
2020年、メンバーのトム・パーカーは、手術不可能の脳腫瘍を患っていることを告白。トステージ4の膠芽腫（こうがしゅ）（神経膠腫（グリオーマ）の中でも最も悪性の腫瘍）であると診断され、化学療法と放射線療法を受けていると明かしていた。
3月30日、ザ・ウォンテッドはSNSにトムの写真を投稿。「マックス、ジェイ、シバ、ネイサン、そしてウォンテッド・ファミリー全員が、バンドメイトのトム・パーカーを悲劇的で早くに失ったことに打ちのめされています。彼は今日の昼、家族とバンド仲間に囲まれて安らかにこの世を去りました。トムはケルシーにとってすばらしい夫であり、アウレリアとボーディの父親でした。彼は僕らの兄弟でした。僕らが感じている損失と悲しみは言葉では言い表せません。いつも、そして永遠に私たちの心の中にいます」と、追悼の言葉をつづった。
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ザ・ウォンテッド 初来日の際のインタビュー by tvgroove（2013年5月）
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