歌手で女優のオリビア・ニュートン＝ジョンが、73歳でこの世を去った。
オリビア・ニュートン＝ジョンといえば、これまで「愛の告白」（1974年）、「そよ風の誘惑」（1975年）、「ザナドゥ」（1980年）、「フィジカル」（1981年）といった数々の楽曲でヒットを飛ばし、グラミー賞を4度受賞。また、1978年に公開された学園ミュージカル映画『グリース』で、ジョン・トラボルタ演じるダニーの相手役サンディーを演じたことでも有名だ。
米時間8月8日、オリビアが死去したことを彼女の家族が報告した。フェイスブックの投稿には「デイム・オリビア・ニュートン＝ジョンは今朝、南カリフォルニアの牧場で家族と友人に囲まれながら安らかに息を引き取りました。この非常に困難な時期に、皆様には家族のプライバシーを尊重していただくようお願いいたします」とつづられている。
さらに家族は「オリビアは30年以上にわたって乳がんとの旅を共有し、勝利と希望のシンボルとなってきました。彼女の癒しのインスピレーションと植物療法の先駆的な経験は、植物療法と癌（がん）の研究を目的とした、オリビア・ニュートン＝ジョン財団の基金として継続されます。花に代えて、遺族は彼女を偲んでオリビア・ニュートン＝ジョン財団基金（ONJFoundationFund.org）に寄付するようお願いいたします」と訴えかけた。
オリビアは1992年に初めて乳がんと診断された。その後、がんは寛解したものの、数年後に再発。2017年より再び乳がんと闘っていた。
