カプコンの人気対戦格闘ゲームをハリウッドで実写映画化した『ストリートファイター/ザ・ムービー』が、北米の週末興行収入ランキングで初登場1位を獲得した。世界興行収入も初週末で約5,100万ドルに達し、日本生まれの人気ゲームがスクリーンでも存在感を示している。
米エンタメメディアTheWrapが10月18日に報じたところによると、同作は10月16日から18日までの週末3日間で、北米興行収入約3,100万ドル(約46億5,000万円)を記録。北米以外の市場を含めた世界興行収入は約5,100万ドル(約76億5,000万円)となった。いずれも週末の推計値で、1ドル=150円で換算している。
【動画】映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』公式予告編
『ストリートファイター』は、1987年に誕生した日本を代表する対戦格闘ゲームシリーズ。1991年発売の『ストリートファイターII』が世界的なブームを巻き起こし、シリーズ累計販売本数は6,000万本を突破している。
今回の映画は、レジェンダリー・ピクチャーズとカプコンが製作に携わり、キタオ・サクライが監督を務めた。舞台は1993年。かつて兄弟のような存在だった格闘家リュウとケンが、謎の女性格闘家・春麗に導かれ、世界最強の座を懸けた「ワールドウォリアー・トーナメント」に挑む姿を描く。
リュウ役をアンドリュー・小路、ケン役をノア・センティネオ、春麗役をカリーナ・リャンが担当。さらにジェイソン・モモア、ラッパーの50セント、プロレスラーのロマン・レインズら、個性的なキャストが顔をそろえている。
日本からは、新日本プロレスの後藤洋央紀がエドモンド本田役で出演し、ハリウッドデビューを果たした。また、日本語吹替版には狩野英孝、なだぎ武、丹生明里らが参加。10月14日に東京で開催されたジャパンプレミアには後藤や吹替声優陣が登壇し、作品の見どころをアピールした。

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初登場1位も、今後の興行成績がカギに
もっとも、今回の数字だけで大ヒットが確実になったわけではない。TheWrapによると、本作の製作費は約8,200万ドル(約123億円)。同メディアはまずまずのスタートと評価する一方、熱心なゲームファン以外の観客にも支持を広げられるかが今後の課題になると指摘している。
観客の反応にも注目が集まる。米国の観客満足度調査CinemaScoreでは「B-」を記録。批評家の評価と一般観客の反応にも差が見られており、今後の口コミが興行成績を左右する可能性がある。
近年は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』や『ソニック・ザ・ムービー』シリーズなど、人気ゲームを原作とした映画が世界的な成功を収めている。『ストリートファイター/ザ・ムービー』も、その流れに続く作品となれるのか。
本作は日本でも10月16日から公開中。北米での首位発進を追い風に、今後どこまで興行収入を伸ばせるか注目される。





