Netflixの人気ドラマ『こんなのみんなイヤ!』や映画『アナと雪の女王』のアナ役で知られる女優クリステン・ベル(46)が、思春期を迎えた娘2人の子育てについて率直な思いを明かした。華やかなハリウッドで活躍する一方、家庭では「毎週泣いている」というほどの苦労を経験しているという。
10月22日に公開された米Bustle誌のインタビューで、ベルは夫で俳優のダックス・シェパード(51)との家庭生活や、子どもたちの成長とともに変化した母親としての考え方について語った。
「テレビに出ているからといって、楽だと思わないで」 子育ての厳しい現実
ベルとシェパードは2013年に結婚し、現在は13歳の長女リンカーンと11歳の次女デルタを育てている。
これまでにも夫婦関係や子育てについてオープンに語ってきたベルだが、今回のインタビューでは、家庭生活が決して順風満帆ではないことを明かした。
「大変なの。私がテレビに出ているからといって、生活が楽だなんて思わないでほしい。本当に過酷で、毎週泣いているわ」
特にベルが難しさを感じているのが、思春期を迎えた娘たちとの向き合い方だ。
ベルは思春期を「嵐のような時期」にたとえ、「そんな渦中にいると、こんなことをするのは自分の子どもだけなのでは、と思ってしまうことがある。でも、決してそんなことはないの」と説明した。
女優として成功を収めた今も、親として直面する悩みはほかの家庭と変わらない。ベルが自身の苦労をあえて公にするのは、同じような問題を抱える親たちに、決して孤独ではないと伝えたいからだという。
また、子育てについて悩んだ際には、心理学者や子育ての専門家として知られるベッキー・ケネディ博士やリサ・ダムール博士らの助言を参考にしていることも明かしている。
娘たちの成長で変わったSNSへの考え方「何よりも守りたい」
一方、子どもたちが成長したことで、ベルはこれまでのように家庭生活をオープンに語ることの難しさも感じるようになったという。
ベルとシェパードは、娘たちが幼い頃には、日常のかわいらしいエピソードを気軽に共有していた。しかし、娘たちが自分たちに関する記事やSNSの投稿を目にする年齢になり、状況は変わった。
ベルは、家庭内の失敗や苦労を共有することは、同じ悩みを持つ人たちの助けになると考えている。しかし、それによって娘たちが傷つく可能性も無視できない。
「みんなのためには、恥ずかしい経験や失敗、苦労を共有するべきなのかもしれない。でも、個人のためにはどうなの? 私の人生で最も大切な仕事は、あの子たち2人を守ることなの」
ベルは、誰かの役に立つために情報を共有することと、娘たち個人の気持ちを尊重することの間で、常に慎重な判断が求められると説明した。
「今は、考えなければならない人がほかにもいる。それが私の娘なの。だから、娘が最優先よ」
子育てについて率直に語る姿勢は変わらないものの、娘たちの成長に合わせて、母親として守るべき一線を引くようになったようだ。
「娘の大切な瞬間を逃すくらいなら」 キャリアよりも家族を優先
インタビューでは、ベルが女優としてのキャリアと母親としての役割をどのように両立させているのかについても語られた。
長年にわたり映画やテレビで活躍してきたベルだが、新しい仕事を引き受ける際には、娘たちと過ごす時間をどれほど確保できるかを重要視しているという。
たとえ魅力的な仕事であっても、娘たちの人生における大切な瞬間を逃すことになるのであれば、キャリアやこれまで築いてきた実績を手放すこともいとわないという。
もちろん、仕事への情熱を失ったわけではない。ベルは同じインタビューで、自分の創作活動に対する強い思いや、作品を通じて人々の心を動かすことへの喜びも語っている。
実際、ベルが主演するNetflixドラマ『こんなのみんなイヤ!』は、インタビューが公開された10月22日にシーズン3の配信がスタート。女優として多忙な日々を送りながら、2人の娘の母親としても奮闘している。
「毎週泣いている」という率直な言葉の裏にあるのは、子育ての難しさだけではなく、娘たちを何よりも大切にしたいという母親としての強い思いなのかもしれない。







