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元ボクシング世界王者フロイド・メイウェザー、亡くなったジョージ・フロイドさんの葬儀代を全額負担すると申し出る

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かつてボクシングで世界5階級を制覇した伝説的王者フロイド・メイウェザーが、先日白人警察官により殺害されたアフリカ系アメリカ人、ジョージ・フロイドさん(46)の葬儀費用を全額を負担すると申し出た。

このことはすでに彼が所属する事務所「メイウェザー・プロモーションズ」も認めており、家族の賛成も得ているそうだ。メイウェザーは個人的にフロイドさんの遺族と連絡を取り合い、6月9日に、彼の故郷のヒューストンで行われる葬儀の費用を負担するという。

問題となっている事件は先月25日、ミネソタ州ミネアポリスで発生した。白人警察官デレク・ショーヴィン(44)がアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんを無抵抗であるにもかかわらず不当に拘束し、膝で首を押さえつけて死に至らしめたのだ。デレク・ショーヴィンはその後逮捕され、第三級殺人罪などに問われている。なおその場には他に3名の警察官が立ち会っていたが、逮捕されているものの起訴には至っていない。

この事件は人種差別の象徴として全米各地でデモが発生しており、一部が暴徒化する事態となっている。また、元NBA選手のマイケル・ジョーダンやゴルフプレーヤーのタイガー・ウッズなど多くの有名人達も声をあげ始め、マイケル・ジョーダンは「人種差別の現状」を訴えるコメントを発表。タイガー・ウッズはツイッターで、「私はいつも、アメリカの警察官をとても尊敬している。彼らはよく訓練されており、いつ、どこで、どのように権力を行使するべきか理解しているからだ。しかし今回の事件については、その権力の使い方を完全に間違えている」とコメントした。

また、NFLのチームボルティモア・レイブンズのオーナー、スティーブ・ビショッティ氏は「我々が1つになる為には、新たな道を探らなければならない。度々起こる人種差別という負のサイクルを破壊するため、全員で取り組むべきときだ」と語っている。

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