「キング・オブ・ロックンロール」と呼ばれた歌手、エルヴィス・プレスリーの孫ベンジャミン・キーオが、27歳という若さで亡くなった。各メディアが報じている。
ロサンゼルス郡保安局は声明で、「7月12日に米カリフォルニア州カラバサスにて胴体上部を撃たれている20代白人男性を発見した。現場ですでに死亡と断定された」と発表。のちに保安局はNBCニュースに対し、この男性がベンジャミン・キーオであることを認めた。
さらにTMZによると、ベンジャミンは自分で発砲し、拳銃自殺であったという。
ベンジャミンはエルヴィス・プレスリーの一人娘であるリサ・マリー・プレスリーの息子。エルヴィスの孫にあたる。エルヴィス・プレスリーは1977年に42歳で亡くなっている。
ベンジャミンの母リサのマネージャーによると、「リサは心から傷ついており、慰めの余地がない状態です。絶望よりも深い悲しみを感じている。しかし11歳の双子の子供のため、一番上の娘ライリーのために気丈に振る舞っている。彼女はあの子（ベンジャミン）を愛していた。彼女にとって大切な存在だった」と、母リサの苦しみを語った。
リサと子供たち
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ベンジャミンについてはあまり多くが知られていないが、彼の父であるダニー・キーオはミュージシャンである。また姉ライリーも女優であり、数々のインディーホラー映画に出演している。
ベンジャミンは、顔が祖父エルヴィスにそっくりであることで知られていた。母リサは「ベンジャミンはエルヴィスにとても似てる。みんなが振り返って見ていた。みんなが写真を撮ろうと彼に寄ってきた」と過去に明かしている。またリサは以前、ベンジャミンについての曲「Storm and Grace」も作曲。「ストーム」はベンジャミンのミドルネームであった。
