マーゴット・ロビーが主演を務める新作映画『バービー』が、レバノンで上映禁止になったことがわかった。
『バービー』は、すべて完ぺきで幸せな日々を繰り返す“バービーランド”に住むバービー(演:マーゴット・ロビー)とケン(演:ライアン・ゴズリング)が、ひょんなことから“人間世界”へと飛び出すストーリー。『レディ・バード』でアカデミー監督賞・脚本賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグが監督を務めた同作は、日本では明日8月11日(金・祝)より、ついに公開となる。
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そんな『バービー』だが、レバノンの映画館で観ることはできないようだ。
英The Guardianによると、イスラム教シーア派の強力な武装組織ヒズボラの書記長ハサン・ナスルッラーフはLGBTQ+に対する反感を強めているようで、LGBTQ+がレバノンに「差し迫った危険」をもたらしているため、それに「立ち向かう」べきだと述べたという。ちなみにレバノンのモハメド・モルターダ文化相は、ヒズボラの支援を受けている。
モルターダ文化相は声明の中で、映画『バービー』が“同性愛と性転換を助長する”と発言。また、家族という単位の重要性を軽んじることによって“信仰と道徳の価値観に反する”とも話したという。さらにモルターダ氏はレバノンの総合治安当局に対し、映画の上映を阻止するための措置を取るよう求めたそうだ。
非営利団体サミール・カシール財団のエグゼクティブ・ディレクターであるアイマン氏は、ロイター通信に対し、『バービー』の上映禁止は通常の検閲プロセスを回避した可能性があると指摘。「これはLGBTQ+の人々に対する集中キャンペーンで、ヒズボラやキリスト教の極右、そのほかトップの宗教指導者たちが団結した広大なキャンペーンの一部なんです」と述べている。
『バービー』
8月11日(金)日本公開
どんな自分にでもなれる完ぺきで<夢>のような毎日が続く“バービーランド”で暮らすバービーとボーイフレンド(?)のケン。ある日とつぜん身体に異変を感じたバービーは、原因を探るためケンと共に<悩みのつきない>人間の世界へ!そこでの出会いを通して気づいた、“完ぺき”より大切なものとは?そして、バービーの最後の選択とはー?
監督・脚本:グレタ・ガーウィグ
脚本:ノア・バームバック
プロデューサー:デイビッド・ヘイマン
キャスト::マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、アメリカ・フェレーラ、ケイト・マッキノン、エマ・マッキー、シム・リウ、ジョン・シナ、マイケル・セラ、デュア・リパ、ウィル・フェレル、ヘレン・ミレン
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/barbie/
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