女優シャロン・ストーンが、シドニー・スウィーニーの物議を醸している広告について苦言を呈したところ、今度はシャロン自身にツッコミが殺到している。
シドニー・スウィーニーの“ほぼ裸”広告が物議
騒動の発端となったのは、シドニー・スウィーニーが出演したスポーツ予測マーケット「Novig」の広告だ。
「Novig is Just Sports」と題された映像では、シドニーがフットボールやバスケットボール、テニスラケットなどのスポーツ用品で体を隠しながら、ほぼ裸に近い姿で登場。「Novigはスポーツだけ」というメッセージを大胆なビジュアルで表現している。
広告は9月9日に公開されると大きな注目を集めた一方、女性アスリートたちから批判が噴出。オリンピック金メダリストの競泳選手アリアーン・ティットマスらは、女性スポーツを性的なイメージで利用しているとして疑問を呈した。
【動画】物議を醸したシドニー・スウィーニー出演「Novig」広告
シャロン・ストーン「責任を持つべき」
この騒動についてコメントしたのが、『氷の微笑』などで知られるシャロン・ストーンだ。
9月23日、ロサンゼルスで開催された「Variety Power of Women」のイベントに出席したシャロンは、米Peopleの取材に対し、シドニーについて「自分の行動に責任を持つのは彼女自身」という趣旨の考えを示した。
さらに、自身は女性スポーツで成功してきた女性たちを応援したいとしたうえで、男性の注目を集め、ギャンブルにつなげるために女性スポーツをおとしめるべきではないと主張した。
シャロンは高校時代、女子スポーツチームがなかったことから男子ゴルフチームへの参加を学校側に要求し、実際にチーム入りした経験も明かしている。女性がスポーツに参加する機会について、以前から強い思いを持っていたようだ。
「『氷の微笑』の人が?」ネットから思わぬツッコミ
ところが、シャロンの発言が報じられると、ネットでは別の方向からツッコミが入ることになった。
話題になったのは、シャロンを世界的スターへと押し上げた1992年の映画『氷の微笑』(原題:Basic Instinct)だ。
同作でシャロンが演じたのは、作家キャサリン・トラメル。警察の尋問を受けながら脚を組み替える場面は映画史に残るほど大きな話題となり、シャロン自身もセクシーなイメージを持つスターとして広く知られることになった。
そのため今回、シドニーの広告について発言したシャロンに対し、SNSでは「男性の注目を集めるためにセックスを使うという話なら、シャロン自身の映画はどうなのか」といった趣旨の声が浮上。
さらに「シャロン・ストーンをスターにしたシーンを思い出してほしい」「あなたがそれを言う?」と、『氷の微笑』の有名な場面を持ち出すコメントも寄せられている。
【動画】シャロン・ストーンの代表作『氷の微笑』公式予告編
ただし「セクシーな表現」そのものへの批判ではない
もっとも、今回のシャロンの発言と『氷の微笑』を単純に同列に扱えるわけではない。
シャロンが問題視したのは、女性が肌を露出したり、セクシーな表現をしたりすること自体ではなく、女性スポーツのイメージを使って男性の注意を引き、それをギャンブルへ結びつけるという広告の構造だ。
実際、今回声を上げた女性アスリートたちも、単にシドニーの露出が多いことだけを批判しているのではなく、女性アスリートが競技者として評価されるために努力してきたなかで、スポーツと女性の身体を再び結びつける広告表現に反発している。
その意味では、映画の役として官能的なキャラクターを演じた『氷の微笑』と、スポーツ予測サービスの広告をめぐる今回の議論には違いもある。
それでも、ハリウッドを代表するセックスシンボルの一人として知られてきたシャロン・ストーンの発言だっただけに、ネットが即座に『氷の微笑』を思い浮かべたのも無理はなかったようだ。





