新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、3月から一時閉鎖を続けている米ディズニーワールドに男が侵入し、キャンプをしたとして逮捕された。米Varietyなどが報じている。
報道によると、現地時間4月30日、アラバマ州モービル出身のリチャード・マグァイア（42）が、米ディズニーワールド内のディスカバリー・アイランドでキャンプをしているところをパトロール中の警察に発見され、逮捕された。男は不法侵入で起訴されたという。
警察の報告では「リチャード・マグァイアは月曜もしくは火曜日に、キャンプをするためにアイランドに出入りし、約1週間ほど滞在することを計画していたと供述している」とのこと。また、リチャード・マグァイアは、そのエリアが制限されていることなどを知らず、「トロピカルの楽園」のように思えたと語っているという。
警察はパーク内を徒歩、ボート、そしてヘリコプターをつかってマグァイアを探したという。「マグァイアは、アイランドの中の建物の中で眠っていたため、その状況を知らなかったと言っている」と報告されている。
ディスカバリー・アイランドは、もともとは「トレジャー・アイランド」という名で、パークの観光客が、さまざまな種類の動物や鳥を観察できるスポットとして1974年にオープン。しかし、1999年に閉鎖され、すべての野生動物がアニマルキングダム・パークに移されていた。それ以来、ディスカバリーアイランドには、船のみでアクセス可能となっている。警察の報告によると、マグァイアは、船をつかってこのエリアに侵入したのだという。
米ディズニーワールドといえば、再開時期は未定となっており、金融アナリストのジョン・ホドゥリック氏が、今年いっぱいは休園する可能性があると語ったことで話題となっていた。
