世界的人気を誇る歌手ケイティ・ペリーが、オーストラリア・アデレードで開催されたコンサート中に、重大な事故に見舞われた。
ケイティ・ペリーは「Lifetimes」ワールドツアーの一環としてアデレード・エンターテインメント・センターでパフォーマンスを行っていたが、宙に浮かぶ金属製の球体ステージが突如として傾き、彼女が空中で転落しかけるという危険な状況に陥ったのだ。
事件は現地時間6月30日(月)夜、ケイティが「Teenage Dream」などを歌唱している最中に発生。ファンがX(旧Twitter)に投稿した映像には、ケイティが金属球の内部で必死にバーにしがみつく姿が映し出されている。球体が突然傾いたことで観客席へと転落する寸前だったという。数秒間にわたり危機的状況が続き、照明と音楽が止まる中、ステージスタッフが即座に駆けつけて対応した。
【動画】ケイティ・ペリー、宙づりステージが突然傾き転落寸前。アデレード公演中に発生した緊迫の瞬間
I was really scared ? pic.twitter.com/FpSPN1EIX2
— nasty (@aquitter25) June 29, 2025
最終的にケイティは安全に降ろされ、観客からの安堵の声がSNSを中心に広がった。「彼女がいつも手首のストラップを握っているのは本当に賢明だ」「大惨事にならなくて本当に良かった」といった声が多く寄せられている。
精神的な動揺も ─ 涙ながらにファンへ感謝
このアクシデントに加え、ケイティ・ペリーはプライベートでも困難な時期を迎えている。長年交際してきた俳優オーランド・ブルームとの破局が公になったばかりである。2人は4歳の娘デイジーを育てており、別離は円満であると報じられているが、ケイティにとっては感情的な負担が大きいとみられる。
アデレード公演の終盤では、ケイティが涙をこらえながらファンに感謝を述べる場面もあった。「いつも支えてくれてありがとう、オーストラリア」と語る彼女の姿に、多くのファンが胸を打たれた。
「Lifetimes」ツアーは終盤へ ─ 日本公演も控える
今回の公演は、ケイティ・ペリーが4月にスタートさせた7枚目のスタジオアルバム『143』を引っさげた約7年ぶりのワールドツアー「Lifetimes」のオーストラリア最終公演だった。メキシコシティを皮切りに始まったこのツアーは、SF映画『フィフス・エレメント』などにインスパイアされた世界観を特徴とし、ビデオゲームのキャラクターのようなヒロインが悪と戦うというストーリー仕立ての演出が展開されている。
今後はアジアや中東、欧州を巡り、12月7日のアブダビ公演で幕を閉じる予定だが、その途中、日本でも一夜限りのスペシャル公演(12月3日)が予定されている。さいたまスーパーアリーナでの開催となるその公演は、2018年以来となる単独来日公演であり、多くのファンがチケット発売と続報を待ちわびている。

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