元ワン・ダイレクションのメンバーであるゼイン・マリクが、新曲「Fuchsia Sea」の中で、自身がかつて人種差別を受けていたことをほのめかす内容を明かし、話題となっている。
ゼインは7月6日、Instagramを通じて同曲の一部を公開。その中で彼は、「白人のバンドで必死に働いたのに、それでもアジア人だと笑われた」とラップしており、グループ活動中に感じていた疎外感や偏見について率直に語っている。
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楽曲の一節では、以下のようなリリックが含まれている。
「俺は白人バンドで必死に働いたのに、それでもアジア人だと笑われた」
ゼインは父親がパキスタン系、母親がイギリスとアイルランドの血を引いており、ワン・ダイレクションでは唯一の有色人種メンバーであった。彼が活動当時に感じていたプレッシャーや孤立感が、この一節に凝縮されている。
この投稿に対し、ファンからは「誇りに思う」「キングが帰ってきた」など、熱い支持の声が寄せられている。
ワン・ダイレクション脱退とその後
ゼインは現在32歳で、ソロ活動の一環としてこの曲をリリース予定。音楽活動を本格的に再開しており、2025年1月にはワシントンD.C.でライブパフォーマンスを行っている。
ゼインは2015年にワン・ダイレクションを脱退。その後、グループは2016年に活動を休止し、各メンバーはソロの道を歩んでいる。
なお、メンバーだったリアム・ペインは2024年に死去。これにより、以前噂されていた“再結成の可能性”には暗雲が立ち込めている。
しかし、ハリー・スタイルズは2023年4月の『レイト・レイト・ショー』出演時に「やろうと思えばできる」と述べており、ファンの間では今も再結成への希望が根強い。
ゼインは2021年にジジ・ハディッドとの破局を経験し、その後メディアから距離を置いていたが、今回の新曲をきっかけに再び注目を集めている。ジジとの間には、現在4歳になる娘・カイがいる。
自身のルーツや過去に正面から向き合い、ありのままの声を届けることで、ゼインは再びアーティストとしての存在感を強めつつある。かつての沈黙を破ったその一歩が、これからの活動にどのような影響を与えるのか、多くのファンが期待を寄せている。

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