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『スター・ウォーズ』ケリー・マリー・トラン、SNSをやめたことは「最良の決断だった」

ケリー・マリー・トラン FILMS/TV SERIES
ケリー・マリー・トラン

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』などで、ローズ・ティコ役を演じたアジア系アメリカ人女優のケリー・マリー・トラン。彼女は同作に出演した後から酷いネットいじめに遭い、SNSを全て辞めてしまったのだが、今回その決断について再び口を開いた。

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ケリー・マリー・トランはベトナム系のルーツを持つ女優であり、『スター・ウォーズ』シリーズにて有色人種の女性で初めてメインキャストにキャスティングに抜擢された。しかし多くのファンからバッシングを受け、あまりの「ネットいじめ」の酷さに2018年にSNSを一切閉鎖したのだ。共演者たちは彼女の代わりに擁護するコメントなどを多く出している。

今回、ケリーはEntertainment Tonightのインタビューに登場。現在SNSは俳優やアーティストにとってファンとのコミュニケーションや新作のPRなどと欠かせないツールとなっているが、これをやめたことは「一切後悔していない」と話した。

「っていうのも、みんなそれぞれに合った決断があると思う。そして自分にとって正しいことをするべきだと思う。それに・・・あれ(やめたこと)は最良の決断だったとも思ってる。おかしなことなんだけど、私がSNSをやめたことで今でも一部のひとがショックを受けている。私的には『いいえ、自分にとってベストなことをしただけ』って感じね」と、SNSをやめたことはベストな答えであったと話したケリー。

たしかにSNSは楽しく便利な面もあるが、その裏でヘイト発言や誹謗中傷が絶え間なく行われているのも事実。SNSでの中傷をうまく扱えずに、自ら命を落としてしまう人も残念ながらいる。こうしたネット時代に、「一切やめる」といった決断を下すのは勇気のある行動のひとつでもあるだろう。

ケリーは2018年9月、New York Timesに寄稿したエッセイで、問題の本質を「(アンチの)言葉ではなく、それを信じた自分」にあると指摘。「他人とは違う」との理由で疎外され、自身が得た感情の正体は「恥」であると論じた。

さらにHollywoodReporterのインタビューに応じたケリーは、SNSを再スタートさせたいかとの質問に「わからない」と答えている。

ケリーはSNSだけではなく、「何にだって、世の中には良いことも悪いこともある」と説明している。前述のエッセイで自分の心情を事細かに述べたのは、「正直な気持ちを明らかにしたかったから」だと伝えている。

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