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サイケデリックな“夢かわ”シンガー Mazie(メイジー)にインタビュー! ネットフリックスの人気映画に楽曲起用&TikTokもバズり本人もビックリ! 「地下室で音楽を作っていたら、映画のレッドカーペットに出席することになったの!」

Mazie(メイジー) INTERVIEWS
Mazie(メイジー)

楽曲「dumb dumb」がヒットし話題の新星シンガー Mazie(メイジー)に、独占インタビューをおこなった。

メイジーは1999年9月15日生まれのアメリカのシンガー・ソングライター、幼い頃から歌うことが大好きで、10代から地下のスタジオで音楽制作をスタート。2020年に楽曲「no friends」がバイラルヒットし、ストリーミング回数は数百万回を記録。

さらに、2021年8月にデビューEP「the rainbow cassette」をリリース。収録曲の「dumb dumb」が、2022年9月に配信されたネットフリックスのオリジナル映画『リベンジ・スワップ』の予告編と本編にて使用され、大注目を浴び、さらにTikTokで同曲の早送りバージョンの投稿が大爆発し、世界中でバイラルヒット。ここ日本でもSpotifyバイラルチャートにおいて最高位10位を記録している。

【動画】「dumb dumb」ミュージック・ビデオ

そんなメイジーに今回、tvgrooveは独占インタビューを実施。自身の世界観、デビューEP「the rainbow cassette」の制作エピソード、「dumb dumb」の大ヒットを受けての心境、さらに日本への愛などをたっぷりと語ってもらった。


 

ーー今回、メイジーさんが日本のメディアのインタビューを受けるのはこれが初めてだそうですね。

そうなの!とってもワクワクしてるわ!

ーーメイジーさんは、2020年に「no friends」がヒットし、ストリーミングの再生回数も数百万回を記録しました。このヒットを受けてどう感じましたか?

私自身、「no friends」が大好きなの!この曲で初めてメイジーらしいサウンドを取り入れることができたから。私とプロデューサーはこのサウンドにたどり着くまでに6年の月日をかけたから、このヒットはとても誇らしかったの。

【動画】「no friends」ミュージック・ビデオ

独特の世界観は何に影響を受けている?

ーーメイジーさんのキュートでファンタジー、そしてちょっとホラー要素もある世界観はどのように生まれたのでしょうか?また、何にインスパイアされているのでしょうか?

私は並列するのが好きなの。幸せで子供っぽいサウンドと、それでありながらアグレッシブで強烈なイメージの間のような。私はいつもそんなふうに世の中を捉えている。私自身は楽観主義でありながらも、世の中にはたくさんの痛みや葛藤といった辛いことも同時にあるということを感じるの。

ーー影響を受けたアーティストはいますか?

長年、一番影響を受けているのはザ・ビートルズ!音楽の初恋はザ・ビートルズで、私の音楽やイメージにたくさんの影響を与えてくれたの。特に始めた頃はね。

ーーメイジーさんのメイクとファッションもとても可愛くて大好きです。こだわりを教えていただけますか?

私がメイクで必須なのは、バイオレットカラーのアイシャドウパレットなの。あとマジック・ビューティー・パレットというパレットも好きで、もう毎日欠かさず使ってる!インスピレーションという点では、自由な形式でやることが好き。その日の気持ちを表現したり、創造したりするの。私はずっとカトリックの学校で育ったからとても保守的だった。学生時代はネイルはもちろん、メイクも一切しちゃいけなくて。18歳で卒業と同時に、どうやって毎日メイクしようかとか、クレイジーに見せるにはどうしたらいいかなとか考えて実行していったの(笑)。

 

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ーーいつもメイクはご自身でされていますか?

今のところ写真撮影や、ミュージック・ビデオの撮影のメイクは自分でやってる!

デビューEPリリース時はパンデミック真っ只中だった!

ーー2021年8月に発表したデビューEP「the rainbow cassette」は、ボルチモアとLAでレコーディングされたそうですね。メイジーさんの幼少期から大人に移り変わる様や、パンデミックが影響しているそうですが、このEPの制作エピソードを教えていただけますか?

このEPは世界中が(パンデミックで)クレイジーな時期にリリースされたの。当時「no friends」は、「the rainbow cassette」に収録される曲で唯一用意できていたもので、そこから「no friends」がヒットしてすべてが動き出したんだけど、私はまだ準備できていなかったの。

だから「no friends」のリリース後、2週間くらい使って、このプロジェクトのコンセプトを考えたわ。そしてチームでロサンゼルスに引っ越すことにしたの。当時はパンデミックのピークだったし、ワクチン接種も進んでいなかったから、今考えると大胆な行動だったと思う。

とにかく私たちはこのプロジェクトを形作るのに必死だったし、同時に私自身は自分のアイデンティティを見つけるのに必死だったわ。世の中がパンデミックで止まってしまったし、もう学校は卒業したし、困惑する部分もあったと思う。私とコラボ相手は言うなれば、“子供時代”に区切りをつけて、それを家に置いてロサンゼルスに引っ越してきて、新しい生活がはじまったって感じね。そういう状況の中で「the rainbow cassette」を制作したの。

ーー「the rainbow cassette」はまさにメイジーさんらしさが表現されたEPになっているということでしょうか?

まさにそうね。ホンモノの私が表現されていると思う!

「dumb dumb」が映画に起用&TikTokでバズり大ヒット!

ーーEPの収録曲である「dumb dumb」は、ネットフリックスのオリジナル映画『リベンジ・スワップ(原題:Do Revenge)』の予告編と本編にて使用され、大注目を浴びました。人気映画に楽曲が起用された感想を教えていただけますか?

非現実的で、表現できないくらい、もう信じられないこと!地下室で音楽を作っていたら、映画のプレミアイベントに行って、レッドカーペットに立って…もう本当に圧倒されたの!もともと映画のために作ったわけではなかったからね。評価されて、満足できて、ただただすばらしかった。

【動画】映画『リベンジ・スワップ』予告編

映画のレッドカーペットにて↓↓

 

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ーーメイジーさんは『リベンジ・スワップ』は気に入りましたか?

もちろん、大好き!すばらしい作品よ!

ーーネットフリックスはよく見られますか?

ええ、毎日(笑)!

ーーお気に入りの作品はありますか?

私は「オザークへようこそ」が好きなの。私のお気に入りね!

ーー私も「オザークへようこそ」大好きです!

オーマイゴッド!私は愛猫にマーティ・バード(ドラマの主人公の名前)って名前をつけたの(笑)。

 

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ーーそれはすごいですね(笑)。「オザークへようこそ」はもう最終シーズンが終わってしまいましたね。

そうなの、悲しい(涙)。これから何見たらいいんだろう…。

ーー他にも見ているネットフリックス作品はありますか?

あとは「ミッドナイト・ゴスペル」。クールなアニメ作品で好きなの!あとは「The Legend of Korra(原題)」、最近出たばかりの映画『スクール・フォー・グッド・アンド・イービル』も見た!

ーーさらに「dumb dumb」は、TikTokで音源の早送りバージョンの投稿が大爆発し、世界中でバイラルヒットを飛ばしました。多くの人が同曲を使った動画を投稿してどのように感じましたか?

みんなの投稿とても気に入ったわ!芸術というのはとても主体的なものだから、人々が私の音楽を使って創造したものを投稿しているのを見て、とても幸せな気持ちになったの!私も「dumb dumb」の早送りバージョンも好きだし、みんながそれを使ってくれてすごくワクワクした!他のアーティストの楽曲の早送りバージョンも好きなんだけど、私の曲も同じように早送りバージョンが作られて光栄に思ったわ。

ーーメイジーさん自身もTikTokはよく使いますか?

毎日ね、やりすぎなくらい(笑)!

サイケデリックな映像はAIを駆使していた!

ーー個人的に「dumb dumb」のtrippy versionのミュージック・ビデオも大好きです。こういったバージョンの動画を作ろうと思ったきっかけを教えていただけますか?

「dumb dumb」は1年前にリリースされて、今とはまったく違うスタイルのヴィジュアルとプロジェクトに取り組んでいたの。私はトリッピーでサイケデリックなヴィジュアルを表現するためにAIを使っていて、ここ6ヶ月ほど取り組んでいる新たなヴィジュアルのアイデンティティとして、「dumb dumb」を再び文脈化したいと思ってこのMVを作ったの。再文脈化するにはいい機会だったし、アーティスト メイジーの新たな章にこれを持ってくることができてよかったと思う。

【動画】「dumb dumb」(trippy version)

ーーAIを使うというアイディアがとてもいいなと思いました。今後もまたAIを使って映像を作りますか?

ええ、もちろん!実際、毎週TikTokでその機能を使っているの。トリッピーな視点の映像は、実際に撮影した映像とAIで構成しているんだけど、アーティスティックなツールとしてのAIは大好きなの!AIの未来も信じてる。将来的にもとても楽しみね。

@heymazie me when i #trippy #trippyart #ai #aiart #spookyseason ♬ dumb dumb – sped up – mazie

ーー今年の夏にアメリカツアーを開催していましたね。こうしてパンデミックが明けたあと、多くの都市で公演をおこなってみていかがでしたか?

最高の気分よ!理想の自分らしくツアーができたと思うし、ショーで人々とつながることが大好きなの。とっても生々しく、リアルで、ライブ・ミュージックでこんな風につながるとは思ってもみなかったの。一年中ツアーができたらいいのに!

 

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ーーぜひコンサートで日本にも来てほしいです。

もうまさに、日本に行くことは私の夢なの!行けることを願ってる!

人生でやりたいことリストのナンバー1は日本に行くこと!

ーー日本には来たことはありますか?

ないの!これは冗談抜きで、私の「人生でやりたいことリスト」のナンバー1が日本に行くことなの!日本って世界で一番クールな場所だと思うから!いつもネットで日本までの航空券はいくらかチェックしたりするの(笑)。

ーー今は円安なので、お得なタイミングだと思います。

そうよね!しかも、外国人の入国もきびしくなくなったしね!

もうすぐ待望の新アルバムをリリース!

ーー今年の後半はどうする予定ですか?

11月18日に次のシングルをリリースする予定で、それがとっても楽しみ!そして丸1年かけて取り組んできたアルバムも準備していて、本当にこの作品を誇りに思っていて、リリースするのが本当にワクワクなの!来年のはじめにはリリースする予定で、ホリデーシーズンはゆっくりして、それが終わったらすぐにリリースするわ!もう待ち遠しい!

ーーそれは楽しみです!新アルバムのコンセプトを教えていただけますか?

新アルバムはサイケデリア(極彩色のグルグルと渦巻くイメージ)全般にとてもインスパイアされて、またサイケデリック・ロックなどすべての異なるサイケデリック音楽を倍増させたの。アルバムには13か14曲収録される予定で、この1年でこれだけの曲を作ることができて、とてもうれしいわ。このアルバムを誇りに思ってるわ。

ーー最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

私の音楽を聴いてくれてありがとうございます!海外にもファンがいることをとても光栄に思います!いつか直接日本のファンの方に会いたいし、一緒に騒げたらいいな!本当に感謝しています。ありがとうございます!

(インタビュー終わり)


リリース情報

メイジー(Mazie)

デビューEP 「the rainbow cassette」

リンクはこちら→ https://virginmusic.lnk.to/trc

トラックリスト

1. rainbow cassette

2. dumb dumb

3. i think i wanna be alone

4. no friends

5. sippy cup

6. make believe

7. start of the end

オールモスト・マンデー (左からコール、ドーソン、ルーク)
The 1975 by Samuel Bradley
セバスチャン・イザンバール (c) tvgroove.com
Lena
セイレム・イリース
ヤングブラッド
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