レオナルド・ディカプリオ、タイム誌「エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー」受賞 ― ”人前に出すぎない”哲学を明かす

レオナルド・ディカプリオ FILMS/TV SERIES
レオナルド・ディカプリオ photo: Shutterstock
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ハリウッドの名優レオナルド・ディカプリオが、タイム誌の2025年「エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。毎年、最も大きな影響を与えた人物を称えるこの栄誉を、ディカプリオは主演作『ワン・バトル・アフター・アナザー』の成功と圧倒的な演技力によって手にした。作品はポール・トーマス・アンダーソン監督の最高興収作となり、批評家からも高い評価を受けている。

 

「人前に出すぎない」哲学

レオナルド・ディカプリオは、私生活をほとんど公にしないことで知られる。現在はモデルのヴィットリア・チェレッティ(27)と交際しているが、関係について本人が語ることはほとんどない。過去にはジジ・ハディッドやカミラ・モローネなど年下の女性との交際が話題になったが、本人は「自分は年齢より若く感じている」と説明している。

タイム誌のインタビューで、ディカプリオは自身の哲学を明かしている。 「人々に飽きられないようにするため、できる限り姿を消すことを心がけている。何か伝えることや見せるものがあるときだけ表に出る。それ以外はできる限り消えるべきだ」と語り、長いキャリアを維持するための戦略であることを強調した。1997年の『タイタニック』で世界的スターとなった後、彼は「どうすれば長いキャリアを築けるか」を真剣に考え始めたという。

 

『ワン・バトル・アフター・アナザー』の成功

2025年公開の映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』でディカプリオは主演を務め、批評家から高い評価を得た。ポール・トーマス・アンダーソン監督によるこの作品は、彼のキャリアにおいて重要な転機となった。ディカプリオは「歴史や既存のキャラクターに依存しない、完全にオリジナルな物語に挑戦できたことが大きい」と語り、作品への強い思い入れを示している。

映画では、過去の革命に敗れた元活動家が再び宿敵と対峙する姿を描いた。興行的にも成功し、アンダーソン監督の最高興収作となった。ディカプリオはすでにゴールデン・グローブ賞や批評家協会賞など複数の賞にノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞など数々の栄誉を獲得している。

 

映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』US予告

「人前に出すぎない」哲学を守りながら、俳優としての存在感を確立してきたレオナルド・ディカプリオ。私生活を秘匿しつつ作品で勝負する姿勢が、彼を長年第一線に留めている。『ワン・バトル・アフター・アナザー』の成功とタイム誌「エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー」受賞は、その戦略が確かに実を結んでいることを示している。

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