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中国、下着姿の女性モデルの生配信を禁止に! どうしても下着を売りたい企業が思いついたビックリ&苦肉の策とは・・?

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中国政府が、ライブ配信のショッピング番組で女性が下着姿で登場することを禁止にしたことを受け、番組を運営している企業は、自社商品を販売するために苦肉の策を思いついたようだ。

市場や消費者データに特化した「Statista」によると、中国のライブストリーム・ショッピングは、今年までに7,000億ドル(約96兆円)以上の価値があると予測されており、現在、活況を呈しているという。また、この産業は、中国のeコマース(電子商取引)収益の約10パーセントを占めるとも言われている。

中国でライブストリーム・ショッピングがここまで支持を集めているのには、「お得な割引」があるためだと言われている。しかし、米Insiderによると、中国は、ネットを通じたわいせつ物の拡散を禁じており、法律上、女性がランジェリーを身につけモデルとしてライブ配信に出演することはできないそうだ。もし、この禁止令をムシすれば、すぐさまライブ配信は停止され、違反者は起訴される可能性もあるという。

この禁止令を回避すべく、最近では“男性モデル”“女性用ランジェリー”を着けさせ、ライブストリーム・ショッピングを行う企業も出てきているという。

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自社商品をどうにかして販売したい企業の想いとは裏腹に、人々からは男性モデルを起用するのではなく、マネキンを使った方が良いのではないかという意見があがっているほか、中国のSNS「Weibo」では、「(このトレンドは)女性から仕事の機会を奪っている」というコメントも寄せられているという。

女性向けの商品のモデルを男性が務めるというのは、実はいまにはじまったことではない。ストリーマー、インフルエンサー、起業家として活躍するオースティン・リーは、業界でもっとも人気のあるリップスティック・モデルのひとりであり、なんと「口紅王」という異名まで持つほどだ。

また、ライブ配信事業の経営者である徐さんは、あるメディアのインタビューにて、「個人的に、僕らには選択肢がないのです。そのデザインのモデルを同僚女性が務めることができないので、僕らは同僚男性をモデルとして使うのです」と実情を語っている。

徐さんはさらに、ランジェリーのライブ配信を行っている多くのeコマース事業者が、彼に触発され、同様のことを始めたとも明かしている。

はたして、今後、中国のライブストリーム・ショッピング事業はどうなっていくのだろうか。


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