ジュリアン・ムーア、「銃や爆発のある映画には出たくない」発言が物議 過去出演作との矛盾を指摘する声も

ジュリアン・ムーア FILMS/TV SERIES
ジュリアン・ムーア photo: lev radin / Shutterstock.com
FILMS/TV SERIESNEWS

映画界を代表する実力派女優のひとりとして知られるジュリアン・ムーアが、現在の映画に対する自身の考えを語り、SNS上で大きな議論を呼んでいる。

ジュリアン・ムーアは、フランスで開催中の「カンヌ国際映画祭」にあわせて行われた「ウーマン・イン・モーション・トーク」に登場。米メディア『Variety』のインタビューで、「爆発や銃が登場する映画にはあまり興味がない」と発言し、注目を集めた。

現在65歳のジュリアン・ムーアは、「世界では今、とても厳しい出来事が起きている。だからこそ、現実に比べて感情の深みが感じられない“作り物”のストーリーに感情移入することが難しくなっている」と説明。「簡単に緊張感だけを高める作品には惹かれない」と、自身の価値観を明かした。

さらに、「殺人や爆発、銃といった要素が好きではない。感情の裏付けがないまま危機感だけを煽る演出は、私にはただのノイズに感じられる」とコメント。「そういう作品をどう演じればいいのかわからないし、自分自身も観たいとは思わない」と率直に語った。

この発言がX(旧Twitter)で拡散されると、一部のファンからは批判の声が噴出。「これまで銃や暴力が登場する映画に数多く出演してきたのでは?」という指摘が相次いだ。

特に、ジュリアン・ムーアがFBI捜査官クラリス・スターリングを演じた映画『ハンニバル』や、『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』シリーズを挙げ、「過去の出演作と矛盾している」と皮肉るコメントも見られた。

一方で、「感情を重視する姿勢こそ彼女らしい」「現実世界に暴力が溢れている今だからこそ、映画には別の価値が必要だ」といった擁護の声も上がっており、意見は大きく分かれている。

ジュリアン・ムーアは、長年にわたりハリウッドを代表する演技派女優として活躍してきた。1997年の映画『ブギーナイツ』で注目を集め、その後も『ことの終わり』『エデンより彼方に』『めぐりあう時間たち』などで高い評価を獲得。繊細な感情表現に定評があり、アカデミー賞にはこれまで複数回ノミネートされている。

「2015年には、若年性アルツハイマーを患う大学教授を演じた『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を受賞。近年も『メイ・ディセンバー ゆれる真実』や、Apple TV+の映画『シャーパー』など話題作への出演を続けており、第一線で存在感を放ち続けている。」

なお、今回ジュリアン・ムーアは、映画界や社会における女性の地位向上に貢献した人物に贈られる「ウーマン・イン・モーション賞」の受賞者として、「カンヌ国際映画祭」を訪れていた。

tvgrooveをフォロー!