米人気ドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』で知られる俳優イアン・サマーホルダーが、俳優業引退後に巨額の負債を抱えていた過去を明かした。現在は妻で女優のニッキー・リードとともに、その危機を乗り越え、新たなキャリアを築いている。
サマーホルダーはE!Newsとのインタビューで、自身が約7年前に俳優業を引退した理由について語った。テレビ界で非常に成功していたにもかかわらず、事業の失敗による財務的混乱が背景にあったという。特に、十分な準備ができていなかったビジネスに加え、不正行為の影響も重なり、夫妻は「8桁」(※)に及ぶ負債を抱える事態に陥った。(※日本円で少なくとも15億円以上)
さらに彼は、銀行への個人保証なども重なり、「すべてが崩れ落ちた」と当時の状況を振り返っている。この深刻な状況から脱するため、夫妻は家や車、美術品、時計などあらゆる資産を売却したという。
その中で大きな役割を果たしたのが妻リードであった。サマーホルダーは、彼女が交渉を主導し、負債解消への道筋を切り開いたと明かし、深い感謝を示している。
本来であれば、世界的ヒット作である「ヴァンパイア・ダイアリーズ」の成功によって、経済的に安定した生活を送ることもできたはずだが、現実は大きく異なっていた。
現在、サマーホルダーは俳優業から転身し、実業家として活動している。同ドラマで共演したポール・ウェズレイとともにバーボンブランドを立ち上げたほか、リードと共同でサプリメント関連企業も設立。複数の事業を同時に展開している。
また、夫婦でビジネスを行う上でのアドバイスとして、「楽しむことが重要だ」と強調。「成功も困難も含め、その過程自体を楽しむべきだ」と語り、前向きな姿勢を示した。
2015年に結婚した二人は現在、2人の子どもを育てながら、ロサンゼルス郊外の農場で生活している。家庭とビジネスの両立という新たな人生を歩む中で、かつてのハリウッド中心の生活からは大きく舵を切った形だ。
サマーホルダーは俳優としてのキャリアについて、「長い間愛してきた仕事だが、もう未練はない」と語っており、現在の生活に満足している様子だ。


