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大規模なツアーを実施中のテイラー・スウィフト、プライベートジェットでライブ会場を往復!? 自家用ジェット機を使いすぎと批判されたテイラーが講じた策とは・・?

テイラー・スウィフト FILMS/TV SERIES
テイラー・スウィフト

現在、大規模な世界ツアー「The Eras Tour」を実施中の米人気歌手テイラー・スウィフト。これまでのキャリアの集大成とも言える同ツアーにて、テイラーは1公演あたり40曲以上もの楽曲をパフォーマンスしている。そんなテイラーは全米ツアー中は、自家用ジェットに乗り込み、各地をまわっていたようだ。

今年3月中旬から8月初旬まで、全米各地でコンサートを行っていたテイラー。米Insiderによると、この数か月間、テイラーは2機のプライベートジェットを使い、アメリカ各地を横断していたという。

テイラーが所有しているプライベートジェットとは?

テイラーが所有しているのは、「ダッソー ファルコン 900」「ダッソー ファルコン 7X」というビジネスジェット機。「ダッソー ファルコン 900」は12人まで搭乗することができ、2人の乗組員が必要とのこと。一方、「ダッソー ファルコン 7X」は先述のジェット機よりもキャビンがわずかに大きく、16人まで搭乗可能。また、長時間のフライトに適した設計になっているという。

テイラーは数年前にこの2機を購入。航空機に関するニュースを発信している「Business Jet Traveler」によると、「ダッソー ファルコン 900」の新品価格は4,400万ドル(約64億円)、「ダッソー ファルコン 7X」は5,400万ドル(約79億円)と推定されている。

プライベートジェット機でジジ・ハディッドの誕生日をお祝い @ThrowbackTaylor / X

プライベートジェット機でジジ・ハディッドの誕生日をお祝い @ThrowbackTaylor / X

また、航空機の追跡サイト「JetSpy」によれば、テイラーは3月以来、プライベートジェットを「166時間」利用しているという。

テイラー所有のジェット機の今年の飛行回数は・・

テイラー所有のジェット機は今年、103回のフライトを行った。「The Eras Tour」が3月に始まって以降の飛行回数はそのうち86回だという。

プライベートジェットは、通常の旅客機に比べ二酸化炭素を大量に排出するとされている。昨年、サステナビリティ・マーケティング会社の「Yard」は、2022年に入ってからのセレブのプライベートジェット使用回数をランキング化。その際、ドレイクやカイリー・ジェンナーを抑え、トップに立ったのがテイラーであった。

そんなこともあって、テイラーはプライベートジェットの二酸化炭素の排出量を相殺しようと取り組んでいるようだ。テイラーの広報担当者は、「ツアーが2023年3月にキックオフする前、テイラーはすべてのツアー旅行を相殺するのに必要なカーボン・クレジット(※)を2倍以上購入しました」と語ったという。

※炭素排出を削減した人や企業に与えられるポイントのこと。

なお、カーボン・オフセット商品(※)を提供しているTerrapass社によると、カーボン・クレジットの価格は、二酸化炭素1トンあたり40ドル(約5,842円)~80ドル(約11,684円)とのことだ。

※環境に良い影響を与えるプロジェクトに投資することで、自身の炭素排出量を相殺する手段のこと。

公演後は自宅に直帰?テイラーの深夜フライト

米Insider誌によると、ツアー中のフライト時間は平均2時間弱。もっとも短いフライトはカリフォルニア州ヴァンナイズの小さな空港から、カリフォルニア州バーバンクまでの8分間であった。

一方、最長のフライトは7月2日。コネチカット州のグロトンニュー・ロンドン空港から、バーバンクのボブ・ホープ空港までで、搭乗時間はおよそ5時間。このフライトはロードアイランド州にあるテイラーの家の近くの空港からの往復の一部として利用された可能性があるようだ。

テイラーのジェット機はどちらも1日に重複してフライトを行ったり、別々の場所から同じ目的地に飛んだりということが何度もあったそう。ちなみに、テイラーの「ダッソー ファルコン 900」は通常、第二の故郷であるテネシー州ナッシュビルからコンサート会場へと向かい、公演後に戻ってくるという。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、テイラーはナッシュビルのほかニューヨークやビバリーヒルズなどに自宅があるそうだ。

ツアー中、テイラーの「ダッソー ファルコン 900」は度々深夜にツアー地を出発。通常は午後11時から深夜の間に離陸し、翌日の午前4時38分にナッシュビルに到着していた。なお、深夜便のほとんどは、午前0時から1時30分の間に着陸していたという。

プライベートジェットの利用を極力減らしているテイラー

昨年、サステナビリティ・マーケティング会社の「Yard」が発表したところによると、テイラーの「ダッソー ファルコン 7X」は2022年、8,293トン以上の二酸化炭素を排出。これは平均的な人々の1年間の総排出量の約1,200倍にあたるという。

JetSpyによると、テイラーが所有する2機はツアーが行われていなかった昨年1月から8月までの間、138回飛行を行った。一方で、今年8月29日現在、総フライト回数は103回とのこと。昨年、プライベートジェットを多用しすぎだとして批判を浴びたテイラーは極力使用を減らしているようだ。

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