人気ドラマ『ウォーキング・デッド』で知られる俳優ノーマン・リーダスの息子でモデルのミンガス・リーダス（25）が、ニューヨークで暴行容疑により逮捕されたことがニューヨーク・ポストの報道で明らかになった。
警察によると、ミンガスは交際相手の女性を殴打した上、首を絞めて床に押し倒したとされ、呼吸妨害と第3級暴行の罪で起訴された。現場はマンハッタンのアパートで、当時女性は大量の薬を服用し、自殺を図ろうとしていたという。
その後の法廷では、新たに「無謀な身体的傷害」「加重嫌がらせ」「第2級嫌がらせ」などの追加の罪状が科され、ミンガスはすべてに対して無罪を主張している。
検察側は、ミンガスが33歳の交際相手の首を強く絞め、体ごと持ち上げたと主張している。一方、弁護人のプリヤ・チョードリー氏は「ミンガスは彼女を心配していたにすぎない」と主張し、破局により女性が精神的に動揺し、睡眠薬を大量に服用したのだと説明した。さらに、女性自身もミンガスを恐れておらず、訴えを進める意思はないとされている。
逮捕翌日、ミンガスはニューヨークの自宅付近で報道陣に「自分が死ぬところを見たいか？」と発言。また、裁判所を出る際には記者に対して暴言を吐く場面も目撃されている。
ミンガスは2017年からモデル活動を開始し、カルバン・クラインでデビュー。以降、トミー・ヒルフィガーやヴェルサーチといったブランドのショーにも出演してきた。母親のスーパーモデル、ヘレナ・クリステンセンと共演したキャンペーン広告でも注目を集めてきたが、今回の事件でそのキャリアに大きな影響が及ぶ可能性がある。
ノーマン・リーダスとヘレナ・クリステンセンは2003年に破局したが、友好的な共同養育を続けている。ノーマンは現在、女優ダイアン・クルーガーと婚約中で、2018年には娘のノヴァを授かっている。
今回の事件で、ミンガスには被害者女性への接触禁止命令が出されている。
