インド出身実力派シンガーソングライター teaにインタビュー! 活動拠点を日本に移した理由とは・・?

インド、ブネ出身のシンガーソングライターtea(ティー)。地元の歌唱コンテスト優勝を皮切りに、インド全国ネットのテレビ番組Famexに出演しファイナリストに選出、そして名門バークリー音楽大学を卒業後はブルーノート・ニューヨークやサンフランシスコ・ジャズセンターなどに出演した経験を持つ。そんな着実に実績を積んできた実力派のteaが2016年から日本に拠点を移し、活動を開始した。

10月のアルバム発表を前に、TVグルーブはteaに初の単独インタビューを実施。日本とアメリカとの活動の違いや、優勝したコンテストの裏話などを伺ってきた。

インタビューの様子

インタビューの様子

 

――teaさんは、とても覚えやすい名前ですね。由来はなんですか?

本名はTrupti(トルプティ)なんだけど、難しい名前だから。最後のti(ティー)を取ったの。tea(ティー)には人を癒やすチカラがあって、水にも近いとてもナチュラルなものだから。私も歌ったり音楽を奏でたりするときに、そんな存在でありたいなって思ったの。

――2016年に発売されたシングルDCのタイトルも「Trupti(トルプティ)」でしたね。

このCDは私にとって初めてのオリジナルソングだった。だから名刺代わりにもなるように自分の本名をタイトルに名付けたの。

――そもそも音楽活動を始めたキッカケは何でしょう。

3、4歳のころから、イギリスの童謡とかをよく歌っていたわ。家にお客さんがいたときに、その人達の前で歌ったりしていたの。本格的に音楽活動を始めたのは15、6歳あたり。知り合いがカバーバンドに誘ってくれたのがキッカケね。そのバンドでハードロックカフェで歌ったりしていたの。

――ちなみに、どんなカバーをされていたんでしょうか。

ボブ・ディランやホイットニー・ヒューストンとか、たくさんのアーティストやジャンルをカバーしたわ。

――マハラシュトラ州の歌唱コンテストで優勝されたそうですが、出場を決めたキッカケはなんですか?

実は、このコンテストに自分で応募してなくて、両親に連れて行かれたの。特に母は歌が好きで、彼女は歌手じゃなかったけど、叶えられなかった夢を私に託したのね。コンテストに連れて行かれたときは、たくさん泣いたわ(笑)。

――そんな予想外のコンテストの出場で、優勝されましたね。

優勝したのは嬉しかったけど、特別な意味は感じなかった。音楽もそうだけど、芸術に関して、競争したりするコンペティションが好きじゃないの。コンテストでアワードを獲得することってビジネスだなって感じるときもあるわ。だって、人が自分の音楽を聞いて、それを楽しんでくれているのなら、それこそ本当のアワードだと思うの。ただ優勝賞品はカラオケマシーンだったのを覚えてるわ。その当時は自分で買えるものが何もなかったから、そういう意味では嬉しかったわ。

tea

――アメリカ・ニューヨークではボイストレーナーとして活動していたそうですが、それはどういった経緯でしょうか。

バークリー大学を卒業した後、1年ほど滞在していて、帰国することを決意し、いざ帰国日になったその時、「やってみないか?」っていうオファーがあったの。私が教えていたのは5歳の子どもたち。教えることは大好きだったけど、集中力がなくって、お腹痛いとか言い出したり、なかなか大変ではあったわ。

――日本に拠点を移したキッカケはなんでしょう。

実を言うと、日本に拠点を移すなんて想像もできなかった。言葉はもちろん違うし、文化も違う。私はベジタリアンだから、食べ物も大変だと思ったわ。でも夫(時枝弘氏)にあって、考え方が変わったの。

teaと夫の時枝弘氏

teaと夫の時枝弘氏

――日本に拠点を移したときの一番最初に受けた印象はどうでしたか?

みんなオシャレ! あとは、みんなシャイだから、簡単に話しかけられないって思ったわ。

――アメリカと日本との活動での大きな違いは?

アメリカにいたときは、ボストンやニューヨークなど大きな場所にいたので、文化や人種もいろいろミックスだったから、孤立を感じたことがなかったけど、日本に来た時は、みんな似たような考え方をしていて、ルールもアメリカやインドと違うなって感じて、たまに孤立するようなこともあったわね。

――拠点を移して3年経ちましたが、どうですか?

今は結構慣れてきて、言葉もだんだん理解できるようになってきたからだいぶ良くなってきたわ。

――日本で一番気に入っているものは何ですか?

着物かな。インドやアメリカは、ファッションに関わらず言葉や態度がストレートで派手。でも日本に来た時に感じたのは、フィルターがあるってこと。それが着物にも表れていて、着物もたくさんのレイヤーから成り立っている。見えない部分にも繊細なデザインが施されていて、とても素晴らしい。着物の一番好きな部分は、帯。前じゃなくって後ろが華やかで重要だってこと。そこに日本人の考え方が反映されているのかなって思ったわ。

――ファッションといえば、今日のイヤリングとっても素敵ですね。こだわりのファッションスタイルはありますか?

実は私とっても面倒くさがりで、特別なこだわりがあるわけじゃないの。普段メイクもしないし、髪も伸ばさない。日本ではOLが朝に1〜2時間かけて化粧するって聞いたけど、私にそんな努力は絶対できないわね(笑)。今日のメイクは写真撮影のために頑張ったわ。YouTubeを見ながら練習したの。

tea fashion

シンプルなのに個性が光るファッション

――好きなアーティスト、憧れのアーティストはいますか?

日本人アーティストなら、山下達郎。カバーもしたわ。AKB48…っていうのは冗談で(笑)、美空ひばりも好き。他にはシャーデーやアラニス・モリセット、最近はホセ・ジェイムズも好きね。

――R&Bやジャズの他にもインドの伝統音楽を取り入れたスタイルで活動されてきたそうですが、一番お気に入りのジャンルはなんでしょう。

リビングルームでピアノをなんとなく弾いて簡単に歌ったりする、ストーリーテラーのような弾き語りの音楽が私のお気に入りかな。

【動画】tea(ティー)ファースト・アルバム「INTERSTELLER」より

 

――やはりインドの伝統音楽を取り入れるのは難しかったですか?

例えばインドのスタイルを西洋音楽に取り入れようとすると、そもそもハーモニーやメロディのコンセプトが違うから、たまにマッチングが難しく感じることはあるけど、もっと伝統的に表現したいと思ったときは、それはむしろ自然に作れたわ。

――今後どのように活動の幅を広げていかれたいですか。

自分のオリジナル曲を、日本だけでなくいろんな国で演奏したい。大勢の人になんとなく聴いてもらうことより、たった一人の人に歌詞の意味や音楽をじっくりと聴いてもらうことを目指したいわね。

(インタビュー終わり)

「Superboy」MV

teaプロフィール情報

インドのプネ出身、アメリカの名門バークリー音楽院(ボストン)で学び、2016年から東京で音楽活動を行うマルチ・ヴォーカリスト、tea。TVドラマ、ドキュメンタリー、CM、映画での歌唱のほか、ヴァイオリニスト川井郁子のサポート・メンバーなど、多彩な活動を展開している。2017年10月発売の初アルバム「INTERSTELLAR」は、2017年度《ミュージック・ペンクラブ音楽賞》新人賞を受賞。ヴェルヴェット・ヴォイスが織りなすクールでお洒落で先進的なteaの音世界は、全ての聴衆の心をとらえて離さない。

商品購入→ https://lnk.to/tea_UnknownPlacesAL
Spotify→ https://open.spotify.com/album/1AGYTrrvo00vv3QCo7pCNi