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ジャスティン・ビーバー、15歳の少女シンガーを批判! 「君のプラットフォームは反人種差別のために使うべき」

アリー・シャーロック(左)、ジャスティン・ビーバー NEWS
アリー・シャーロック(左)、ジャスティン・ビーバー

人気歌手ジャスティン・ビーバーが、アイルランド人の歌手アリー・シャーロック(15)に対し、「人種差別についてもっと声をあげるべきだ」と意見した。

アリー、初めての「エレンの部屋」出演(2018年)

現在15歳のアリー・シャーロックは、ティーンであるにもかかわらずすでにインスタグラムのフォロワーは120万人を超えており、米人気トーク番組「エレンの部屋」にも出演歴がある。2018年には路上で映画『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラック「This Is Me」をアコースティックでパフォーマンスし、当時13歳であった彼女の大人顔負けな歌唱力で世界の注目をあつめた。

アリーのパフォーマンス(2018年)

そんなアリーは人気歌手ジャスティン・ビーバーの楽曲をカバーしたこともあり、これに対しジャスティン本人が反応。彼は今年2月、インスタグラムのストーリーに彼女がジャスティンのヒットソング「Intentions」をカバーしている動画を投稿していた。インスタグラムではお互いにフォローし合っている。

「Intentions」カバー

そんなアリーは先日インスタグラムを更新。そこでとてもキュートな笑顔でポージングをしているアリーは、「これがないと生きられないものって何?」と、ファンに質問をしたのだ。

これに対しジャスティンが辛口コメント。現在世界中で人種差別撲滅運動「Black Lives Matter」が行われているが、この問題にアリーが触れなかったことについて「この地球に人種差別がたくさんあるのに、君が無視したり、黙っているのを見ると辛い。黒人のために戦うことは政治的なんかじゃない。それは人間らしさのための戦いだよ!」と批判。反人種差別のためにアリーにもっと自分の影響力を使ってほしいと書いた。

さらにこれでけでなく、別のコメントで「こんな大きなプラットフォームがあるのに使っていない君とは生きられない」とも綴った。

A L L I E S H E R L O C K on Instagram: "What's one thing you can't live without ? 💜"
72K likes, 2,345 comments - alliesherlock on June 7, 2020: "What's one thing you can't liv...

これに対し、アリーは「ハーイ、ジャスティン・・・。実はSNSでこれ(人種差別)について火曜日に書いたんだけど、すごくネガティブな反応が来て削除しなくちゃならなくなったんだ」とリプライしている。しかしこの投稿もすでに削除されているそう。

若干15歳で、SNSという混沌とした世界で戦っているアリー。様々な困難を経験している先輩のジャスティンは、新しい世代のスターにもう少し優しくしてもいいのではといった声もコメント欄に見られている。

ジャスティンはここ最近、世界中で行われている人種差別撲滅運動「Black Lives Matter」に関して積極的にコメントしている。黒人男性のジョージ・フロイドさんが5月、白人警官により殺害されたことに関しSNSで「こんなことはやめなければならない!こんな事件は本当に苦しいよ。この男性の死はぼくを本当にいらだたせる。そしてとても悲しい。人種差別は悪だ。ぼくたちは声をあげなければいけない!みんなお願いだよ…。ジョージ・フロイドさんを残念に思う」と意見していた。

さらに先日は黒人文化に対し「ぼくはブラック・カルチャー(黒人文化)にインスパイアされ、そして黒人文化の恩恵を受けています。ぼくのスタイル、歌い方、ダンス、パフォーマンス、そしてぼくのファッションも全て黒人文化にずっと影響され、刺激を受けているんです。ぼくはみんなにも学んでもらうため、人種の不当さと制度的制圧について話すため、そして必要とされている変化の一部分になる方法を見分けるために、今日からぼくのプラットフォームを使うことにコミットします」と、今後自身のSNSを反人種差別のために使うと宣言した。

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