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東京オリンピック、ウガンダ代表選手団に続き、セルビア代表選手1名が入国時に新型コロナ陽性反応 「合宿は中止になる可能性が高い」

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約2週間後に開幕する東京オリンピックに出場するため来日したセルビア代表選手団のうち1人から、入国時の検査で新型コロナウイルスの陽性反応が出ていたことが明らかになった。このニュースは日曜、厚生労働省の発表をもとに共同通信が報じた。

厚生労働省の発表では、陽性反応が出た選手は羽田空港で隔離され、同じ飛行機で入国した代表団4人は空港近くの施設に移動したという。セルビア代表選手達は富山県の南砺市で合宿を行う予定だったが、市の担当者は「中止になる可能性が高い」と語っている。

海外選手の入国にあたっては、先月、ウガンダの代表選手団から2名の陽性者が出ている。ウガンダ人選手団の内1人は成田空港での入国時の検査の際に陽性反応が出たことから空港にて隔離となったが、残りのメンバーは合宿地となる大阪府泉佐野市に移動していた。その数日後、合宿地に移動したメンバーの1人から陽性反応が出ている。

橋本聖子東京五輪組織委員会会長は金曜、すでに500人以上が何の問題もなく入国したことを報告している。大会開催にあたり、五輪選手は11,000人、パラ選手は4400人が入国する予定だ。さらにコーチや審判、関係者が数千人規模で来日する。感染拡大への懸念から、国内では開催反対の声も根強い。

組織委員会は、有観客で開催するかについて依然検討中だ。なお数カ月前には、海外からの観客を受け入れないことが決定している。

しかしここ2週間、東京での新型コロナウイルス感染者数は日に日に増加しており、組織委員会は今週にもIOCとミーティングを行って観客数の上限等を決定する予定だ。

東京は今週日曜518人の新規感染者が報告され、15日連続で前の週を上回った。土曜には、ここ5週間で最も多い716人を記録した。

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