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「デス妻」フェリシティ・ハフマン、「フルハウス」ロリ・ロックリンら、有名大学の不正入試事件で起訴される

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フェリシティ・ハフマン(左)、ロリ・ロックリン

「デスパレートな妻たち」などの出演で知られる女優のフェリシティ・ハフマン(56)と、「フルハウス」「フラーハウス」などの出演で知られる女優のロリ・ロックリン(54)らが、自身の子どもたちを有名大学へ不正入学させたとして起訴された。

TMZによるとフェリシティ・ハフマンとロリ・ロックリンの他にも、合計50人が不正入学に関わっていたことが米FBIの操作により発覚。全員起訴されている。

裁判所の記録によると女優2人を含む50名は、それぞれ2200万円から4400万円程度、最高で6億6千万円程度の賄賂(わいろ)を支払い、自分の子供を名門といわれるイェール大学、スタンフォード大学、ジョージタウン大学、南カリフォルニア大学などに不正入学させた疑いが持たれている。賄賂の総額はおよそ28億円にものぼるという。

フェリシティ・ハフマンは一度逮捕され勾留されたが、25万ドル(約2700万円)の保釈金を払い、米国国内に滞在すること、裁判に出席をすることを条件に現在は保釈されているという。

この一連の不正の中心となったのは、大学受験の指導を行う組織を運営するウィリアム・リック・シンガーという人物。彼は「チャリティ資金」と名のついた賄賂を親から集め、受験する本人ではない人物に試験を受けさせたり、カンニングできるように計らうなどという不正を行っていた。一回のテストごとに、一人約110万円ほど受け取っていたという。

また、シンガー氏は親から集めた金を大学のスポーツのコーチに渡して、その子供が実績のあるアスリートであるという虚偽のプロフィールを作成させたり、大学の入学試験の実施にあたる関係者に渡して、点数を操作させたりしていた。

フェリシティ・ハフマンは今回「チャリティ資金」の名目でシンガー氏に15000ドル(約166万円)を支払い、長女に不正入学をさせようとしたという。

またロリ・ロックリンと夫のミッシモ・ギアヌリ氏はこれまで、シンガー氏に合計約50万ドル(約5560万円)を支払い、2人の娘を南カリフォルニア大学のボートチームのメンバー候補として入学させたという。実際に2人の娘はボートの経験はなかったが、ミッシモは2人がボートこぎ練習マシーンにのっている写真を学校に送っていたという。

当局によるとFBIはフェリシティとロリの両者が不正入学について話している通話を録音しているという。

フェリシティ・ハフマンはドラマ「デスパレートな妻たち」でリネットを演じ一躍有名に。ロリ・ロックリンは人気ドラマ「フルハウス」「フラーハウス」でレベッカを演じている。

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