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失語症で引退のブルース・ウィリス、ずいぶん前から認知機能が低下していた・・? 映画の撮影中はイヤホンを装着、セリフを少なくしたり重ね撮りをしていたとも

ブルース・ウィリス Photo: John Angelillo/UPI/Shutterstock NEWS
ブルース・ウィリス Photo: John Angelillo/UPI/Shutterstock

失語症との診断を受け、数十年にわたるキャリアから退くことを発表した、人気俳優のブルース・ウィリス(67)。ある関係者が米メディアに語ったところによれば、しばらく前から健康状態が悪化していたという。

ブルースの妻エマ・ヘミング、前妻のデミ・ムーア、そして彼女らの5人の子供たち(ルーマー、スカウト、タルーラ、マーベル、エブリン)は3月30日、インスタグラムを通じて、ブルースが失語症であること、それが原因で俳優業を引退することを発表した。

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「ブルースのすばらしいサポーターたちへ。家族として、私たちの愛するブルースは、いくつかの健康問題を抱えており、最近は、彼の認知能力に影響を与える失語症だと診断されたことをここに共有します。(中略)私たち家族にとって、とても困難な時期であり、あなたの継続的な愛、思いやりとサポートにとても感謝しています」(インスタグラムより)

 

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メイヨークリニックによると、失語症は、コミュニケーション能力を奪う病気で、話す、書く、言葉を理解するという能力に影響を与えるそう。一般的には、脳卒中や頭部外傷の後に発症すると言われている。

2人の関係者が米ETに語ったところによると、ブルースの健康状態はしばらく前から悪化していたと言い、映画の撮影中はセリフを言うのに助けが必要なほどだったそうだ。

「彼の最後のいくつかの映画では、イヤホンを着けて、誰かが彼のセリフを読まなければならなかった。なぜなら、彼はセリフを覚えることができない状況にまで達していたのです」

また、米RadarOnlineによれば、ブルースは2020年、映画を撮影している際、イヤホンとプロンプター(セリフが書かれたモニター)を使用している姿をキャッチされたという。関係者によると、ブロードウェイのデビュー作となった「Misery」(2015年)の頃から、ブルースはセリフを覚えることに苦労していたようだ。

ブルースの症状はその後も良くなることはなく、2019年公開の映画『ミスター・ガラス』では、ブルースがセリフ覚えに苦労していたため、セリフをカットしたり、編集をしたり、セリフをオーバーダビング(重ね撮り)をしたりと、試行錯誤をしながらなんとか完成までこぎ着けたことを、OK!誌が2021年1月号で報じていた。

「『ミスター・ガラス』のほとんどのシーンで彼はフードをかぶり、彼の代わりにボディダブルや代役を使っていました。現場では、彼は笑顔を見せず、常にアシスタントが付き添い、歩きながら彼を誘導していました」

UTサウスウェスタンのリハビリ専門家であるネーカ・イフェジカ医師は、ブルースの今後について「言語聴覚士と連絡を取ることが重要になるでしょう。失語症は生活の質に大きな影響を与えますが、良い適応的な方法や、失語症を補う方法があれば、良好な生活の質を保つことができます。コミュニケーションをスムーズにするために、ある特定の薬やある種の条件があるのです」と述べている。

1980年代に俳優としてのキャリアを歩み始めたブルースは、1988年に公開された『ダイ・ハード』が大ヒットを記録。そのほかにも、『パルプ・フィクション』『シックス・センス』『アルマゲドン』『フィフス・エレメント』など、数々のヒット作を世に送りだした。

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