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アカデミーから“追放”されたウィル・スミス、今後オスカーをとれることはある? 「アカデミーイベント出席禁止」処分の意味とは

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ウィル・スミス

第94回アカデミー賞授賞式にて、ステージ上でコメディアンをビンタした俳優のウィル・スミス。彼はアカデミーから“追放”されてしまったが、この処分でウィルの今後はどうなるのだろうか。

ことの発端は、アカデミー賞でコメディアンのクリス・ロックがステージ上で、「ジェイダ、『G.I.ジェーン』(丸坊主の女性キャラが登場する映画)の続編が楽しみだよ!」とウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスのヘアスタイルをジョークでいじったことだ。ジェイダは過去に脱毛症で悩んでいることを公表し坊主にしており、このジョークに激怒したウィルはステージに上がり、強烈な平手打ちをクリスにお見舞いした。その後もウィルは放送禁止用語を使い、「妻の名前を口にするな」などと怒りを爆発させていた。

 

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この騒動の後、ウィルは批判にさらされ、多くの人が彼の行動に対する謝罪、そしてこの問題に対する調査を要求した。その後、ウィルは正式に謝罪し、アカデミーの会員を正式に辞職。そのわずか1週間後に、今後10年間、アカデミーのすべてのイベントへの参加を禁止されることが発表された。

世間を騒がせたウィルは、今年のアカデミー賞で主演男優賞を初めて受賞し、そのオスカー受賞は維持したままとなる。また、ScreenRantの記事によると、彼にはまだアカデミー賞のノミネートや受賞の資格があるという。もし彼が近い将来、再び賞を受賞した場合、彼は直接、もしくはバーチャルで賞を受け取ることはできないため、代理人が出席することが予想される。またウィルは、理事会の措置が取られる前にアカデミー会員を自ら辞職したことから、アカデミー側の処分の選択肢は限られているようだ。その結果、彼は会員としての特典を受けられなくなるだけだという。

ウィルは映画の試写会も出席できず、アカデミー賞の投票もできなくなる。授賞式や関連イベントへの出入りを禁止されるだけでなく、ウィルは来年のアカデミー賞主演女優賞のプレゼンターという、これまで主演男優賞を受賞した俳優が行ってきた“伝統”も失うことになるようだ。

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