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ヘンリー王子、亡き母ダイアナ妃の“王室での葛藤”に共感! 「僕も母もロイヤルファミリーとは合わないと思っていた」 助けとなったセラピーの重要性も語る

故ダイアナ元妃と、ヘンリー王子(1987年) Photo: Mike Forster/Daily Mail/Shutterstock NEWS
故ダイアナ元妃と、ヘンリー王子(1987年) Photo: Mike Forster/Daily Mail/Shutterstock

ヘンリー王子が、幼少期の心情を振り返っている。

3月4日(土)、ヘンリー王子がトラウマや依存、中毒などを専門とする医師ガボール・マテとの対談イベントに出席。先日発売した回顧録「Spare/スペア」について語った。

暖炉を中心として向かい合って座ったヘンリー王子とガボール・マテ医師は、喪失感を抱えて生きることや、個人的な癒(いや)しの重要性について語り合った。

この中でヘンリー王子は、「他のロイヤルファミリーとは合わないという思いを抱いていた」という部分において、母である故ダイアナ元妃と共通していると述べた。

「私の人生、私が若いころの数年間、私は確かに、他のロイヤルファミリーとは何かが違うと感じていました」と切り出したヘンリー王子は、「王室という入れ物の中にいることを奇妙に感じていて、私の母も同様に感じていると思っていました。当時はよくわかりませんでしたが、いまなら納得できます。私の体こそあの中にありましたが、頭は外にありました。それが逆だったこともあります。メディアや家族を通してであれ、自分が自分らしさを追求しようとすると、『自分らしくなくていい。期待されている自分に戻ってこい』と言われているような気がしていたのです」と続けた。

またヘンリー王子は、回顧録を書くことが自身を解放するための手段だったとし、自身の人生のストーリーを正直に書くことがいかに重要だったかを強調した。

さらに、セラピーを受けていた日々について振り返ったヘンリー王子は、「多くの家族が複雑な事情を抱えています。多くの家族が完ぺきとは言えないでしょう。しかし私にとって、セラピーを定期的に学ぶことは、新たなコミュニケーション手段を学ぶようなものでした」と述べ、「他の家族のメンバーは、そのコミュニケーション手段を使わなかった。私にはこの方法があっていたようで、トラウマの原点に立ち返り、すべてをさらけ出して心の底から幸せになることができました。でも同時に、家族との心の距離はどんどん離れていってしまったのです」と付け加えている。

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