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ゲイ公表の與真司郎が米Teen Vogue誌に登場! 幼少時の違和感や、AAAメンバーのサポートなどを明かす 「当時は僕だけがゲイなんだと思っていた」

米Teen Vogue誌に登場した與真司郎 MUSIC/ARTISTS
米Teen Vogue誌に登場した與真司郎

先日、同性愛者であることを公表した日本の人気グループ AAA(トリプル・エー)のメンバーである與真司郎(あたえしんじろう・34)が、米Teen Vogue誌に登場。さまざまな質問に答えている。

與は7月26日、東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行われた「與真司郎 announcement」にてゲイであることをカミングアウト。同日には、インスタグラムを更新し、カミングアウトを決意した経緯やこれまでの葛藤、そして自身を支えてくれた周囲への感謝を長文でつづった。

このほど與は、米Teen Vogue誌に登場。周囲にカミングアウトをした時期や幼少時に感じた混乱についてなど語っている。

與によると、母にゲイであることを伝えたのは2年半前、そして親友のひとりには5年も前にカミングアウトしていたという。そんな與は子供の頃から自分が“ゲイ”であるとなんとなくわかっていたというが、“ゲイ”が何を意味するかわかってはいなかったという。

「僕が育つ過程で聞いた言葉…。お笑い芸人がTVでゲイの人を嘲笑した言葉、幼稚園の先生にはピンクよりも青を選べと言ったこと、学校の友達は女子について話す言葉…。それらすべてが日本語でした。それは僕の一部が間違っていると理解した初めての言語です」

また、與は「前のマネージメント会社と契約したとき、僕はたったの14歳でした。2005年にAAAの一員としてデビューしたときは16歳でした。僕はただポップスターになりたくて、有名になりたかった。自分自身を受け入れたり、LGBTQ+の意味を学ぶ時間はなかったんです。その当時は誰もそのことを話しませんでした。iPhoneも持ってなかったし、ネットフリックスもなかった。いまではたくさんのテレビ番組でゲイのシーンやキャラクターが出てきますよね。僕はいつも自分は間違っている、僕だけがゲイなんだと思っていました。デビューしないと、アイドルとして成功しないとというプレッシャーを感じていました。(当時は)そのことに僕の心は集中していたんです。自分の夢に」とも発言。当時は自分のアイデンティティを学ぶためのリソースが不足していたこと、夢に向かってひたすら全力で進んでいたことを明かした。

さらに與はカミングアウト後の現状について、「ほんのわずかな一歩だと思います。僕は人生の34年間をクローゼットの中で過ごしてきて、まだその緊張から解放されていないんです。ヨガが助けになっています。瞑想して具現化するんです。AAAの一部メンバーにも電話しました。僕の母も僕のメンタルヘルスのために、ここロサンゼルスまで飛んできてくれました。これは僕にとってすべて初めてのことで、慣れてはいないんです」とも語っている。彼の新たな人生はいま、はじまったばかりのようだ。

☆米Teen Vogue誌のインタビューはこちら:J-Pop’s Shinjiro Atae Came Out as Gay Last Month. It Still Doesn’t Feel Real

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