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中毒性バツグンの失恋ソングが大バズり! MIKOLASにインタビュー! 日本でバズったことについてどう思う? 来日の可能性は・・? 日本でチャレンジしたいことも

ミコラス・ジョセフ By Harriet Marshall INTERVIEWS
ミコラス・ジョセフ By Harriet Marshall

チェコ共和国出身の音楽アーティスト、MIKOLAS。一般ユーザーがYouTubeにアップした中毒性バツグンの失恋ソング「Lalalalalalalalalala」の日本語訳動画が、大バズりして話題になっている。

これまで日本に来たことがないMIKOLASは、日本でバズっていることについてどう思っているのだろうか。 tvgrooveはMIKOLASにインタビューを決行し、彼がアーティストになったきっかけから、日本でパフォーマンスする可能性まで、多くのことを伺ってきた。

ーーまず、MIKOLASさんが音楽アーティストとして活躍するきっかけになったことを教えてください。

アーティストになるきっかけというか、特に「よしやるぞ!」と思った瞬間とかは特に覚えていないんだ。いつの間にか、つねにこの夢に向かっていた。「医者とか弁護士になるぞ」みたいなキャリアチョイスっていうより、「これをやらなきゃ頭がおかしくなる」という感じの情熱だった。

ーー影響を受けたアーティストはいますか?

たくさんいるよ! 最近はソングライティングの観点から、過去のアーティストに着目しているんだ。フィル・コリンズや、エルトン・ジョン、AC/DC、ギターだったらジミー・ヘンドリックスで、ラブソングだったらエイミー・ワインハウスやノラ・ジョーンズ。やっぱりすばらしい曲を書く人は多いから、もっとたくさんいるんだけどね。

ーーたくさんのジャンルから影響を受けたとのことですが、特に好きなジャンルはありますか?

ないね(笑)。すばらしい音楽に影響されるから、あんまりジャンルにこだわってないんだ。アーティストにこだわってる。カントリーでもクラシックでも、すばらしい音楽に変わりわない。そういう音楽の聴き方が、自分のアーティスト性っていうものを作っているんだと思う。

ミコラス・ジョセフ By Harriet Marshall

ミコラス・ジョセフ By Harriet Marshall

ーー日本でバズった「Lalalalalalalalalala」ですが、失恋ソングでもありながら、有害な関係から抜け出したい人に勇気も与える歌詞にもなっていますね。この曲はどのようにして生まれましたか。

まず日本でバイラル化したことに感謝の気持ちでいっぱいだよ。いまだに驚き続けてるんだ。日本のファンから、すばらしい反応ももらっているからね。この曲は自分にとって本当にパーソナルな曲なんだ。自分の気持ちっていうのは歌詞を通して解決していくっていうことがある。

「Lalalalalalalalalala」に関しても、自分にとってかなり大きな出来事があって、それをなんとか対処しなくちゃならなかった。その気持ちを発散しなくちゃならなくて、それがこの曲になったんだ。(楽曲のモデルになった)相手は誰だとかは言わないんだけど、でもその相手は「自分だな」ってことをわかっていると思う。

ミコラス・ジョセフ By Harriet Marshall

ミコラス・ジョセフ By Harriet Marshall

ーー行ったことのない国、日本でバズったとき、どのような心境でしたか。

本当にクレイジーな出来事だなって思ったよ。すごく心が温まった。リリースしたのはコロナの時期だった。クラブとかはすべてシャットダウンしていたから、この曲も「これで終わりだな」って思っていたんだ。そしたら日本でチャート入りし始めて、すごく嬉しかったよ。この曲はこれだけの力があるし、聴いてもらえて嬉しかった。ここまでバズるなんて思ってもみなかったことで、日本でこんなに愛されるなんて予想外だった。いまだに自分の曲のストリーミングの状況をチェックしているけど、一番アクティブな都市っていうのが東京と大阪なんだよ。

ーー日本で過去の4曲が11月24日に再リリースされますね。これは少し珍しいことだと思いますが、現在の心境はいかがでしょうか。

本当に感謝の気持ちでいっぱいだよ。自分と日本の関係って本当に魔法のようだから。「Lalalalalalalalalala」のように全然知られていない曲が、プロモーションなしでここまで聴かれているということは、普通はありえないことだと思う。日本のことを知って、より気持ちが日本に動いているなって思う。日本のみんなから来るメッセージを見ていても、批判的なことが一つも書かれていないんだ。つねに受け入れてくれて、リスペクトがあって愛に満ちている。そういう環境ってアーティストにとっては、自分らしくいられる良い環境で、すごく恵まれているなって感じる。再リリースにはワクワクしているし、どんな反応があるのか楽しみだよ。

ーー日本で行ってみたい場所、チャレンジしたいことなどはありますか?

東京は、14日間の旅行じゃ足りないって聞いたことがあるんだ。京都は信じられない魔法のようなバイブスだって聞いているし、大阪、福岡、名古屋、札幌にもぜひ行ってみたい。相撲を観て、野球観戦もして、訪れた場所のところどころでラーメンを試してみたいよ。あとファッションも最先端だって聞いているから、ぜひお店に行きたいね。あとチーズウォーターがあるって聞いたんだ。

ーーチーズウォーター、初めて聞きました。

じゃあ僕が、日本で売ってるチーズウォーターを紹介することになるかもね(笑)。

ーーそれも面白そうですね!

日本に行ったらチーズウォーターを探して、勝手に作ったものじゃないって証明するよ(笑)

ーー「NARUTOでしか日本を見たことがない」そうですが、日本のアニメは好きですか?アニメや映画などでお気に入り作品はありますか。

子どもの頃はもちろんポケモンを見ていたよ。「NARUTO」ももちろん大好きだ。2020年の『鬼滅の刃 無限列車編』を見た時、「Lalalalalalalalalala」のMVと重なる部分があるなって感じたんだ。

これはもしかしたら運命かもしれないって思ったよ。映画に関しては1954年の『ゴジラ』が好きなんだ。

ーーどのようにして1954年の『ゴジラ』を見つけ出したのでしょうか。

ゴジラファンの間だけかもしれないけど、とても有名だよ! 「Boys Don’t Cry」のMVを撮影したとき、監督が日本人だったんだ。その時にこの映画について話した覚えがある。

ーー近々日本に来てパフォーマンスする可能性は・・?

答えは「イエス」だよ。今、計画を立てている最中だから、あまり多くのことは語れないんだ。ワクワクしているし、近々、僕のSNSを通して発表できると思う。

ーー最後に、日本にいるたくさんのファンにメッセージをお願いします。

日本のみなさん、「Lalalalalalalalalala」を聞いてくれて、愛してくれて本当にありがとう。ぜひ、日本にすぐにでも行ってパフォーマンスしたいと思っているよ。

(インタビュー終わり)[取材・文 / 齋藤彩加]

リリース情報

日本で人気爆発中の旧譜4曲を、avexから再リリース!
2023.11.24 Fri.
Digital Single

「Lalalalalalalalalala」
「Boys Don’t Cry」
「Never Get Over You」
「Delilah」

MIKOLAS プロフィール

チェコ共和国のシンガー、ソングライター、プロデューサー。1995年10月4日、チェコ共和国プラハ生まれ。
現在、チェコとスロバキアで最もストリーミングされている現役の音楽アーティスト。
2018年、”Lie to Me “のヒットでチェコ代表としてユーロビジョン・ソング・コンテスト(1956年から続く、ABBAやセリーヌ・ディオンといった世界的スターたちが売れるきっかけとなった欧州放送局85局が参加する音楽コンテスト)に出場し、6位入賞を果たす。
以降、2023年の久しぶりのリリースまでの3年間まで活動を休止し、世界レベルで目標を追求できるような新曲の制作に精を出した。
復帰後、40万人程度であったSpotifyの月間リスナー数は190万人(出典:Spotify)に急上昇。
その要因となり、ミコラス・ジョセフのこのカムバック期間での目立った功績のひとつは、彼の夏のバイラル・ヒット “Delilah “だ。この曲は、6月のリリース以来、3,000万ストリーミングに迫る勢いで急上昇している。
その紛れもないキャッチーさと普遍的な魅力は、スポティファイで世界トップ50に入るなど、国際的な認知度にもつながっている。デビュー・アルバムは2024年3月22日にリリースされる予定で、チェコの天才は世界的な成功への道を歩んでいる。

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