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アクション満載のドラマ「S.W.A.T.」最新シーズン2 ジャパンプレミア開催! 特殊部隊のメンバーを演じたジェイ・ハリントンとアレックス・ラッセル、超ハードな撮影現場は「一切休憩ナシ」!?

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ロサンゼルス、サウス・セントラル地区が舞台のアクションドラマ「S.W.A.T.」の最新シーズン2が、海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて6月28日(金)から放送される。

米CBSで2017年秋から放送がスタートした本作は、1975年にABCで放送されたテレビドラマ「特別狙撃隊S.W.A.T.」のリブート版。映画並みの迫力があるアクションシーンが満載で、ロサンゼルス市警所属の特殊武装戦術部隊S.W.A.T.が、市民の安全を命がけで守りながら、凶悪犯罪に立ち向かう姿が描かれている。

そんな大ヒットドラマのシーズン2の放送を記念し、6月4日に虎ノ門ヒルズフォーラムにて「S.W.A.T. シーズン2 ジャパン・プレミア in Tokyo」が開催され、約400名のファンが来場。イベントのために来日を果たしたデヴィッド・ディーコン・ケイ役のジェイ・ハリントンと、ジム・ストリート役のアレックス・ラッセルがゲストとして登場した。

※この記事には、シーズン1のネタバレが含まれます。

肉体改造を重ね、S.W.A.T.隊員を熱演!

DJ TAROによる司会進行のもと、ジェイ・ハリントンとアレックス・ラッセルがレッドカーペットを歩いて登場。会場には大歓声が沸き起こり、途中ファンと2ショット撮影をしたり、ハグをしたりとファンサービスに応じた。

「S.W.A.T.」が大ヒットをしている理由について聞かれたアレックスは、「他ではなかなか見られない派手なアクションシーンを楽しめることと、S.W.A.T.チームが一大事件の第一応答者として現場に向かうというところもエキサイティングだね」と語る。

また、本作の最大の見どころとも言えるアクションシーンをこなしたジェイは、「毎日欠かさずトレーニングをしていた。武器を使う特訓もしたし、肉体改造も徹底的に取り組んだよ。何にしろ、あのシェマー・ムーアと共演をしたんだからね!」と、主人公ホンドーを演じるシェマーのように筋肉を強調し、会場は笑いに包まれた。

「S.W.A.T.」の1話分を撮影するのには約9日間かかるそうで、キャストが一緒にいる時間がとても長いとのこと。撮影現場でキャスト同士はみんな和気あいあいとしているの?という問いかけに対しアレックスは、「みんな仲良しではないよ。(笑)というのは冗談で、とっても仲が良いよ。シーズン3の制作が決定した時はとても嬉しかったんだ。単なる自己満足じゃなくて、一緒に仕事をする仲間が大好きだから嬉しさが増したよ」と、自慢げに話した。

ここで、MCから日本についての質問が投げかけられた。昨年も日本に来ていたと語るアレックスは、「去年バケーションで日本に来て、大阪に一泊して京都に二泊、そして東京に四泊したよ。今日この会場にも来ている僕の彼女は日本が大好きで、去年日本に旅行に来たのも彼女がどうしても行きたいと言ったからなんだ。今回のジャパンプレミアで日本に戻って来ることができたのは運命だね」と、エピソードを交えて嬉しそうに話した。

今回が初来日というジェイは、「日本はとにかく人が優しくて街が美しい。銀座、新宿、六本木と、渋谷にも行った。残りの日程で京都、大阪、福岡に行く予定だよ」と、滞在中のプランを明かした。

炎天下の中、休憩なしに挑んだハードな撮影

会場に集まったファンからの質問コーナーでは、2つの質問に答えた。

役柄とご自身との共通点はありますか?という質問に対しジェイは、「僕とディーコンの共通点は、どちらも髭があることかな」と冗談を交えたあと、「ディーコンはルールをきちんと守るタイプ。僕もそういう人間だよ。ディーコンのように50丁も銃を持ってないけどね」と言いファンを笑わせた。

続けてアレックスは、「僕とジム・ストリートの共通点は、お茶目な面があるところかな。彼は走ったりジャンプをしたり、ある時は登り、転がり、敵を撃ち、殴り、喧嘩をし、悪者を捕まえるけれど…そこは僕と似ていないね。僕はそのフリをするだけだよ(笑)」と、いたずらな笑顔を見せた。

「走るシーンの撮影では、ちゃんと休ませてもらえますか?それとも連続で走らされるのですか?」という2つ目の質問に、ジェイはエピソードを交えながら、

「シーズン2の第2話で、シェマーと僕は競馬場で40ヤード(約36.5メートル)を猛ダッシュするシーンを10回も撮影したよ。それも40度近い気温の中でね。全く休憩なしに、理想のものが撮れるまで何度も何度もダッシュをしたよ」

ダッシュをし終えた後はこのような感じだったと、ジェイが実演。

「他にも、家に突撃するシーンで15回も撮影をしたこともあった。僕たちはあくまで演技だからやり直しをするけど、本物のS.W.A.T.隊員は命がけで、1回しかやらない。そういう手に汗握る瞬間を作り出している」と語った。ハードな努力なしに、あの映像を撮ることはできないのだ。

ディーコンとジムの声を担当した吹き替えキャストが登場。S.W.A.T.メンバーの謎のポーズは一体?

ここで、来日を果たしたジェイとアレックスを歓迎するゲストが登場。吹き替え版でディーコンの声を担当した加藤和樹、ジム・ストリートの声を担当した相葉裕樹が登場し、二人と夢の対面を果たした。

自身が演じるディーコンを目の当たりにした感想について加藤は、「うわぁ、本物のディーコンだ!という感じです。この会場のみなさんと同じように驚いていますし、こんなに嬉しいことは無いです」と興奮気味にコメント。そして、ジェイが発した言葉に対し、加藤が「あっちに行って対応しろ!」と吹き替えを披露する場面も。

そのリアルタイムで吹き替えをする様子に目を輝かせたアレックス。敵を狙撃する素振りを見せ、相葉に「あそこに女が二人いる!」と、無茶とも言えるアドリブの吹き替えをさせると、会場は笑いに包まれた。

役作りに関して加藤は、「海外ドラマの吹き替えをさせてもらったのは今回が初めてなのですが、一つ一つの動きや呼吸など、ディーコンらしさを表すヒントがたくさんあるので、そこから声を作っていきました」と、自身のこだわりを語った。

向こう見ずな性格のジムを演じた相葉は、「僕も本作が初めての吹き替えでしたが、試行錯誤の連続でした。破天荒で愛されているジムのキャラクターを声でうまく表現できるように努めました」とコメント。その想いを聞いたアレックスは嬉しそうな笑顔を浮かべた。

ここで加藤は、以前から気になっていたことをジェイに質問。「シーズン2が決まった時、現場でみんなが後ろを振り返るようなポーズをしていましたが、あのポージングは誰が決めたのか気になって…」

謎のポージングを再現する加藤。

ジェイは当時を振り返りながら、「あれはロサンゼルスのダウンタウンでの撮影途中、『タフでクールな写真を撮ろうぜ!』とみんなで張り切っていたものの、いつの間にかふざけて撮った写真なんだ。撮影現場ではふざけたりして楽しむことも多いよ!」と回答をし、撮影現場の裏側を明かした。

続いて相葉もアレックスに質問。「本当に基本的な質問になってしまうんですが…。ご趣味は?」との問いに彼は、「つまらない答えになっちゃうけど、映画やテレビで演じることを仕事にしているから、休みの時は映画とテレビを観ているよ。あとはスケートボードかな」

「君の趣味は?」と同じ質問を投げかけるアレックスに相葉は、「僕の趣味はスーパー銭湯に行くことです」と答えると、「あとで詳しく聞かせてよ」と興味を持った様子だった。

「S.W.A.T.」メンバー並みの強さを持つ元アスリートが登壇。シーズン2のアクションシーンは「おぞましいほどスケールアップ」

ここで、会場を盛り上げる更なるゲストが登場。「S.W.A.T.」の大ファンだという元女子サッカー日本代表の丸山桂里奈と、ロンドン五輪で金メダルを獲得した松本薫がドレスアップをして登場。丸山桂里奈がアレックスに、松本薫はジェイに花束を贈呈した。

赤いドレスに身を包んだ丸山は、「ドレスを着ることはほぼないのですが、今日はプレミアムなイベントと聞いていたので、プレミアム感を出しました!今日のテーマは…スタイリストさんにしか分からないです。」と、早速の天然発言。

ジェイから「とてもお綺麗です。」と褒められたシースルーの青いドレスを着た松本。「今日は金メダルを持って来ているの?」という質問を受けると、「自宅の押入れにしまってあります」と言い、笑いを誘った。

ここで丸山が「S.W.A.T.」を好きになった理由を熱弁。「男性が戦うドラマが好きで、特に『S.W.A.T.』の隊員はみんな筋肉が凄いんです!普通、人間は洋服を選びますが、彼らの場合は洋服が筋肉に着られたいって思うような、強靭な筋肉を持っていますよね」と、自己流の想いをぶつけた。

激しいアクションシーンの撮影で怪我をしないのかと丸山が心配すると、「僕たちはできる限り自分たちでアクションシーンを演じていて、何でも挑戦をするんだ。」とアレックスが返答。「シェマーと僕が崖から転げ落ちるシーンは、どうしても気が進まなかったから、スタントマンが演じたよ」と、ジェイが振り返った。

ディーコンのどんなところが好きかと尋ねられた松本は、「なんだか告白をするみたいですね」と照れながら、「私やホンドーは本能で動くタイプ。私たちのような野獣同士が付き合うのは良くないですよね。包容力があるディーコンは、野獣タイプとの相性がいいと思いました」と、強い女性ならではの本音をぶつけた。

ジム・ストリートに共感をする部分が多いという丸山は、「彼は暴走してしまうタイプで、観ていてハラハラさせられる。私は現役を引退してからテレビのお仕事をさせて頂いていますが、サッカー界の偉い方に『丸山は暴走している』と言われることがあって(笑)。でも自分は暴走しているつもりはないし、ジム・ストリートも同じように自覚は無いと思うんです。そこに親近感を覚えますね」と、共通点があることを明かした。

本作の見どころを尋ねられた松本は、「シーズン2では恋の発展もあり、人間ドラマも繰り広げられます。派手なアクションも満載で、見逃せない内容になっています!」と力強くコメント。

丸山は、「シーズン2のアクションシーンは、おぞましいほどスケールアップしています。ジム・ストリートが『S.W.A.T.』の隊員に戻れるかというところも見どころ。これからも、ジム・ストリートを応援しています!」と語った。

最後に、ジャパンプレミア終了後に上映される「S.W.A.T.」シーズン2の第一話を観る前に、キャストが見どころを紹介。

アレックスは「一言で表すと『ターザン』だよ」と回答。ジェイは、「ヘリコプターに乗り、ドアを蹴破り、カーチェイスをするといったシーンが満載で、激しさはシーズン1の10倍だよ!」と語り、イベントを締めくくった。

(取材・文:加藤優花)

「S.W.A.T. シーズン2」
海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTV にて
2019年6月28日(金)22:00より独占日本初放送スタート!
[二カ国語版]毎週金曜日22:00他
[字幕版・5.1chサラウンド]毎週金曜日0:00他

■ ストーリー ■

ホンドー率いるS.W.A.T.チームは、人身売買の容疑がある2人組がハイチから密輸 してきた9人の子供たちがいるという、廃墟となっているアパートを家宅捜査する。 アパートに突撃しようとした時に、ちょうど巨大地震がロサンゼルスを襲い、子供たちと 容疑者のひとり、そしてディーコンが建物内に閉じ込められてしまう。ディーコンはその 容疑者のひとりに力を合わせて瓦礫の山から抜け出そうと説得を試みる。また難を 逃れた、ホンドーたちは、子供たちを崩壊しかけた建物の中から探し出すことに成功 するが、1人の少年が逃亡した容疑者に捕まり、連れ去られた事を知る。 一方で、S.W.A.T.を解雇になったストリートは、ロサンゼルス市警察官として良き 相棒にも恵まれ仕事に専念しているが、S.W.A.T.への思いはまだ強く残っている。 クリスはストリートを引き戻すようホンドーに説得を試みるが…。

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