世界的歌手ビヨンセ(43)が現在開催中の「カウボーイ・カーター・ツアー」で、珍しいトラブルが発生した。5月9日、ロサンゼルスのソーファイ・スタジアムで行われた5公演の最終日、ステージ演出に使われたロボットが思わぬミスを起こしたのだ。
話題のシーンは、ビヨンセが金色の玉座に座り、ロボットアームがグラスに酒を注ぐという演出。だが、ロボットの位置がわずかにずれていたため、酒はグラスではなく椅子の上にこぼれてしまった。グラスを手に取ったビヨンセは驚いた表情を浮かべたが、すぐに笑みをこらえて演技を続け、何事もなかったかのようにリモコンを手に取って“テレビをつける”しぐさを見せた。
Beyoncé wanted to laugh so bad… she looked up at the robot like it wasn’t a robot pic.twitter.com/mjqDrqpk8g
— ᴀʀᴛʜ (@arthfobic) May 10, 2025
「ロボットをにらむ顔が最高」「神リアクション」と反響
この一連の出来事は観客によって撮影され、SNSでは「ビヨンセがロボットをにらむ顔が最高」「ロボットに真剣に目を向けるのが面白い」など、ユーモラスな反応が相次いだ。ファンの間では“神リアクション”として称賛する声も広がっている。
一方、このニュースを伝えたDaily Mailによると、今回のツアーは売れ行きの不振も話題となっているという。ロサンゼルス公演では一部のチケットが最終的に35ドルという破格で販売された例もあるようだ。今後のシカゴ公演では、座席によっては200〜300ドルと高額な価格設定がなされており、ファンの足が遠のいているとも報じられている。
ロンドンで予定されている6公演もチケットが残っており、現在の最低価格は66ポンド。ビヨンセ側は、需要に応じて当日券を値下げする可能性も示唆している。
不調の背景には、音楽スタイルの変化もあるとみられる。前回の『ルネッサンス』ツアーではダンス中心のパフォーマンスが好評だったが、今回はカントリーミュージックを取り入れた『カウボーイ・カーター』が中心で、ファンの間でも賛否が分かれている。
また、ビヨンセの娘ブルー・アイビーがパフォーマンスに参加しているものの、そのダンスに対する辛口の声も上がっており、公演全体に対する評価に影を落としている。
それでもビヨンセと夫ジェイ・Zは、今後の販売に望みをつないでいるという。関係者は「リセール価格が下がれば購入しやすくなる」とし、販売状況によっては当日夜にチケット価格が下がる可能性もあると話している。
なお、ビヨンセは今回のロサンゼルス公演で、ソーファイ・スタジアムにおいて過去最多となる5公演を行ったアーティストとして、新たな記録を打ち立てた。
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