歌手で女優のセレーナ・ゴメスが、これまで長年にわたり直面してきた体型批判について語り、ファンの共感を呼んでいる。
セレーナ・ゴメスは米誌『Allure』のインタビューで、「私は人生の中でたくさんの体重の問題を抱えてきた。それはとても敏感なことだ」と告白。心ない言葉に傷つき、不安を抱えた経験を率直に明かした。
彼女は「誰かに『太った』と言われてショックを受けたとき、なぜその感情が湧いたのかを分析する」と語り、自己理解の大切さを強調。感情に向き合うために、弁証法的行動療法(DBT)を取り入れているという。DBTでは、感情が生まれた背景を少しずつ紐解いていくことができ、彼女にとって大切な心の支えとなっている。
セレーナ・ゴメスは2014年に全身性エリテマトーデス(ループス)と診断され、腎臓移植や化学療法を経験した。その後も薬の副作用で体重が増減しやすい体質となったが、「健康を優先することが大切」と強調している。
「薬を飲んでいるときは水分をため込みやすいけど、それが普通のこと。だから気にしない」とTikTokのライブ配信で明かし、病気と向き合いながらも前向きに過ごしている姿を見せた。
セレーナは「私はモデルじゃないし、これからもモデルになるつもりはない」と語り、体型批判に屈しない姿勢を見せている。2023年のゴールデン・グローブ賞に出席した際にも体型を指摘されたが、「休暇を楽しんだから少し大きめなの。でも気にしない」と笑い飛ばした。
2022年にはTikTokで「私は私のままで完璧」と宣言。ジャンクフードを食べたことをユーモラスに語りつつ、「正直、体重なんてどうでもいい。人はどうせ文句を言うから」と開き直る姿勢も話題を呼んだ。
セレーナ・ゴメスは、これまでの病気や批判を乗り越え、今ではより強い自己肯定感を示している。そして現在は、音楽プロデューサーのベニー・ブランコと結婚を控えているとも報じられており、公私ともに新たなステージを迎えようとしている。