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英グラム・ロックバンド「ザ・ストラッツ」来日インタビュー! 日本のファンを見て驚いたこととは・・?

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「ザ・ストラッツ」

英国出身のグラマラスなロックンロール・バンド「ザ・ストラッツ」が、8月16~18日に開催された、日本最大級の音楽フェス「サマソニ 2019」のため2年ぶりの来日を果たした。

まるで70年代から時空を超えてきたかのようなグラマラスな眩しいロックンロールで観客を魅了する「ザ・ストラッツ」。2016年に初来日を果たした彼らは、今回3度目となる「サマソニ」に出演。メインステージで多くの観客たちを盛り上げた。

そんな今大注目のバンド「ザ・ストラッツ」に、TVグルーヴは3度目となる単独インタビューを実施。「サマソニ」はもちろん、日本のファンのこと、2018年10月にリリースした新アルバム「ヤング&デンジャラス」、そして「クイーン」の再来と呼ばれる彼らに、クイーンの伝記映画で大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」の感想について伺った。


――約2年ぶりの来日ですが久々の日本はいかがですか?

ルーク:めちゃくちゃ楽しんでいるよ!先週来日したんだけど、また日本のファンのみんなに会えてうれしいよ。「サマソニ2019」では東京と大阪の2回パフォーマンスできて、想像以上にすばらしいものだった。ぼくたちの出番は早かったんだけど、前回のサマソニ出演時より3~4倍のお客さんが集まっていて最高だったよ!ちょっと暑かったけどね(笑)。でも本当に楽しかったよ!


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――他のアーティストのステージは見ましたか?

ルーク:毎年そうなんだけど、ぼくたちの出番は早くて、その後サイン会をして、取材を受けて、そして夜には東京から大阪に移動するからなかなか…。

ジェド:でも日本の「LOUDNESS(ラウドネス)」というバンドに会ったよ。ボーカルの人がぼくたちの大ファンらしくて、すごくクールだったね。お寿司食べている時に一緒に写真を撮ったよ。

――8月15日には新宿タワーレコードでインストアイベントを行い、近距離でファンたちと交流されましたよね。こちらはいかがでしたか?

アダム:とてもおどろいたね。集まってくれたみんな本当にステキだった。日本のファンはとても献身的で、ラブリーで、本当にスウィートだよ!

ジェド:日本のファンが昔ビートルズに大熱狂していたのも理解できるよ(笑)。

――日本のファンと海外のファンの違いはありますか?

ルーク:日本のファンはとてもユニークなんだ!

ゲシン:僕たちが話すときはすごく静かに聞いてくれるけど、ノリノリで演奏するときは、最高に熱狂して一緒に歌ってくれたりするんだ。

アダム:そして手を振ってとお願いすると、みんなすごく揃って手を左右に振ってくれるんだ!本当にすごいよ!

ルーク:そう、サマソニでもみんなに手を左右に振るようお願いした時、超シンクロしていたんだ!本当に完璧だったんだよ(笑)!そういうところもとってもユニークだね!日本のファンのエネルギーが大好きだよ。
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――日本のファンってとても真面目ですよね。

ルーク:あるイギリスのバンドと話していたんだけど、メンバーの一人が「日本に行ったらもっと観客と『対話』するべきだよ」と言ってくれたんだ。日本のファンは、手を叩いてとか、こうしてほしいとか、こちらが伝えると、しっかりといい反応をしてくれるんだ。だからぼくたちは日本とは特別な絆があると感じるんだ。

左からアダム、ルーク、ジェド

左からアダム、ルーク、ジェド

 

――ザ・ストラッツのみなさんはNetflixオリジナルアニメシリーズ「聖闘士星矢: Knights of the Zodiac」の主題歌「PEGASUS SEIYA」を歌われていますが、この話をもらった時どんな気持ちでしたか?

ルーク:とってもうれしかったよ!ぼくはいつも日本のアニメを楽しんでいるからね。スタジオ・ジブリは全作品好きだし、「七つの大罪」も好きだよ。今は忙しいけど数年前はもっと時間があったからよく見てたね。

フロントマンのルーク

 

――またザ・ストラッツのみなさんは、去年アメリカの人気下着ブランド「Victoria’s Secret」のファッションショーでパフォーマンスをされました。こちらはいかがでしたか?

ルーク:とっても楽しくて、そして非現実的だったね。たくさんのトップミュージシャンたちに囲まれていたから、ぼくたちは謙虚にふるまっていたんだけど、内心、ついにここまで来たんだと実感したよ。すばらしい経験だったけど、モデルたちがキャットウォークをする中で、限られたスペースで演奏しないといけなかったからヒヤヒヤしたね。でもすごく楽しかったし、大きな出来事だったよ。

【動画】The Struts – Body Talks (Live From The Victoria’s Secret 2018 Fashion Show)

 

――他にもたくさんのアーティストやモデルが出演していましたが、どなたかと話をされましたか?

ゲシン:モデルがたくさんいてぼくたちは学生に戻ったような気分だったよ(笑)。何人かのアーティストとは少し話したんだけど、ショーン・メンデスを見かけた時は「わ!!」ってなったよ(笑)。とにかくみんないい人たちだったね!
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ジェドとゲシン

 

――去年から今年にかけて、クイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしました。ザ・ストラッツはクイーンの再来とも言われていますが、この映画はご覧になられましたか?

ルーク:2回見たよ。公開日の日にね。いい映画だったよ。でもクイーン・オタクのぼくとしては事実とちょっと異なるストーリーがちょっと残念に感じたかな。出来事のタイムラインにおいてね。ぼくが思うに「ボヘミアン・ラプソディ」はまさにハリウッド映画という感じだね。でもとってもよかったんだよ!楽曲のすばらしさを改めて実感できた。それが一番大切なことだよね。そして主演のラミ・マレックの演技もすばらしかった。特に80年代のヒゲがある印象的なフレディ・マーキュリーを演出していて、ラミはまさにフレディーになりきっていたし、歌ってピアノも弾けてフレディになりきれる人物を選ぶのは、とてもたいへんだったと思うけど、ラミは見事にやり遂げていたね。小さい子とか新しい世代の人々が、こういった映画を初めて見て影響を受けるのはすばらしいことだね。僕たちの楽曲が再びチャートの上位に上がったり、コンサートを見に来てくれたり、まさに映画の影響だと思う。

ジェド:ぼくたちのアルバム「ヤング&デンジャラス」がクイーンの映画のタイミングと共にチャートの上位になったんだ。クールだよね。

ベースのジェド

 

――2018年10月に待望のセカンド・アルバム「ヤング&デンジャラス」をリリースされました。こちらはどんなアルバムになっていますか?

ルーク:「ヤング&デンジャラス」は、その時のぼくたちの想いが表現されていると思う。新しいものを創りたいという思いとともに、デビューアルバムの「エヴリバディ・ウォンツ」が世界的に、とくにアメリカですごくヒットしたから、(セカンド・アルバムへの)周りからの大きな期待も感じていた。だから自分たち本来の路線からあまり反れないように心掛けたね。今までのものを継続することが大事だと思ったんだ。だから今回のアルバムはデビューアルバムの続編的なものだと言えると思う。次のサード・アルバムでは幅を広げて新しいことに挑戦したいね。時間もしっかりかけてね。

ジェド:アルバムは北米ツアー中や、「ローリング・ストーンズ」とのヨーロッパツアー中の18ヶ月で制作したんだけど、休む暇なくロサンゼルスやナッシュビル、イギリスのスタジオでと、とてもインターナショナルな環境で制作をしたんだ。

ルーク:制作にたっぷり時間をかけたとは言えないけど、ぼくたちはぼくたち自身で作り上げ、その時間枠の中で4人一緒に部屋で制作して、それはすばらしかったね。いくつかの曲でそのエナジーを感じることができると思う。
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――最後に日本のファンへメッセージをお願いします。

こんにちは「ザ・ストラッツ」です。応援ありがとう。大好きです。またツアーで戻ってきます。またみんなに会うのが待ち遠しいです!

メンバーはとっても仲よしで、お茶目なポーズもしてくれました!

リリース情報

◆アルバム『ヤング&デンジャラス(ニュー・エディション)』
2019年8月14日発売
CD: UICS-1355 / ¥2,500(税抜)+税 / 日本盤ボーナス・トラック4曲収録 / 新曲2曲追加収録※
Netflix オリジナルアニメシリーズ「聖闘士星矢: Knights of the Zodiac」オープニング主題歌「PEGASUS SEIYA」、エンディング主題歌「サムバディ・ニュー」収録
※新曲:「PEGASUS SEIYA」、「ダンシング・イン・ザ・ストリート」(マーサ&ザ・ヴァンデラスのカヴァー)

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