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「ULTRA JAPAN 2019」日本初の累計50万人以上を動員! 新会場には“熱狂”と心地よさ”が共存

スティーヴ・アオキ NEWS
スティーヴ・アオキ

「ULTRA JAPAN 2019」が9月14日(土)〜15日(日)に開催。今年は舞台がTOKYO ODAIBA ULTRA PARK IIへと移り、「ULTRA MAIN STAGE」と「ULTRA PARK STAGE」の他、VIP専用「ULTRA LOUNGE」やチルアウトスペースなど様々なエリアが登場。“熱狂”と“心地よさ”が共存する新会場には両日3万人以上の来場者が訪れ、地響きが起こるほどの熱狂を生み出すとともに、ホスピタリティが増した新会場でみな思い思い楽しんでいた。

Steve Aoki、DJ Snake、Galantis、Afrojackと世界的スターが続々登場!

「ULTRA MAIN STAGE」には、2日間に渡ってグローバルに活躍するトップアーティストが数多く出演した。なかでも世界中を沸かせてきたSteve Aoki、DJ Snake、Galantis、Afrojackらヘッドライナーのプレイは圧巻。最新のダンスミュージックでオーディエンスを魅了し、会場は大きな盛り上がりとなった。

初日のステージは、Steve Aokiが自身のアンセムを多数繰り出しながら持ち前のパワフルなパフォーマンスでオーディエンスを煽動。終盤にはステージを飛び出し、オーディエンスにケーキを投げつけるなど唯一無二のエンターテインメントで大観衆を歓喜へと導くと、ラストのDJ Snakeはトラップ〜ベースミュージック、ヒップホップなど様々なジャンルを跨いだ破壊力のあるセットで圧倒。超満員のオーディエンスを最後まで熱狂させ続けた。

続く2日目、初日を超える暑さの中でも「ULTRA MAIN STAGE」の熱気は衰えるどころか時間とともに上昇していき、とりわけ大きなハイライトを迎えたのがGalantis。ポップかつダンサブルなサウンドでオーディエンスを盛り上げ、随所に投入される自身のヒット曲では度々大合唱が巻き起こった。そして、今年の「ULTRA MAIN STAGE」を締めくくるべく登場したのはAfrojack。あらゆるダンスミュージックを駆使し、展開が矢継ぎ早に変わるクイックかつテクニカルなプレイはまさに世界最高峰。緩急の効いたセットで絶えず興奮と感動を生み出し、最後は会場が一体となってフィナーレへ。「ULTRA JAPAN 2019」は大円団で幕を閉じた。

■進化するダンスミュージックに順応し多彩なサウンドを展開

移り変わりの早いダンスミュージックのトレンドを押さえながらも、そこに固執することなく、あらゆるジャンルのサウンドをオーディエンスに提供し、日本のシーン拡大に寄与してきた「ULTRA JAPAN」。

今年もSnailsやKAYZO、そしてThe Return of Dash Berlinが現在進行形のフェスティバルライクなサウンドでオーディエンスを牽引すれば、Pendulum TRINITYやNetsky、さらにはInfected Mushroom DJ SETがドラムンベースやサイケデリックトランスなど音楽的バラエティを拡大。そんな革新的な姿勢にオーディエンスも呼応し、みな楽しそうに踊り明かしていた。

■海外勢に引けを取らない、日本人アーティストたちの活躍

海外アーティストだけでなく、日本人アーティストたちも奮闘。「ULTRA MAINSTAGE」では、DJ MOEやTJO、DJ TORA、さらには国内外で活躍するKSUKEが、オリジナリティ溢れるセットでそのポテンシャルの高さを存分に見せつける。

また、「ULTRA PARK STAGE」では、実力派はもちろん今後の日本のクラブシーンを担う新進気鋭のDJも続々と登場し、フレッシュなプレイで会場を沸かせていた。

■海外の最新トレンドも昇華、会場内を彩るファッショナブルなオーディエンス

動きやすさなどの機能性に特化することなく、来場者が多種多様なスタイルを謳歌する、そのファッション性の高さも「ULTRA JAPAN」の大きな特徴の1つ。今年も会場内にはファッショニスタが集結していた。オールブラックでクールなスタイルやストリートでも主流のスポーティーなスタイル、この2つを軸に個性豊かなオーディエンスで溢れ返るなか、世界的なトレンドであるネオンカラーを取り入れた来場者も多く見られた。グローバルに展開する「ULTRA」は、ファッション面においても世界とリンクし、日本における既存の“フェスファッション”の概念を拡張していた。

2014年の日本上陸から6回目となる今年はオリンピックテストイベントのため会場変更を余儀なくされながらも、例年にも増して大きな盛り上がりをみせた「ULTRA JAPAN 2019」。昨今数多くのダンスミュージックフェスが乱立する中でも飽きられることなく幅広い年代の来場者が訪れているのは、音楽性に演出、さらにはホスピタリティへの配慮も忘れることなく、あらゆる部分を刷新し続けているからに他ならない。

初日には通算動員数50万人を突破するという日本のダンスミュージックフェスとしては初の快挙を成し遂げ、一過性のムーブメントにとどまることなく、カルチャーとして大きな存在となったことを見事に証明した。

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