ストリーミング市場についにアップルとディズニーが参入! それでもネットフリックスが圧倒的な優位性を保てる理由とは・・?

ネットフリックス「ストレンジャー・シングス/未知の世界3」

ネットフリックス(Netflix)」が第1位のシェアを誇るストリーミング動画配信市場に、ついにアップルディズニーも参入する。アップルは11月1日に「Apple TV+」をローンチ。ディズニーは12月2日に「Disney+」をスタートする。

強力なライバルの新規参入にネットフリックスは、引き続きストリーミング市場で優位性を保っていくことができるのだろうか?

The Motley Foolのリック・ムナリズ氏によると、ネットフリックスの優位性は当面、揺らぐことはないとのことだ。氏はその理由として3つのポイントをあげている。それぞれ見ていこう。

ネットフリックスの圧倒的なコンテンツ量

11月1日からスタートしたアップルの動画サービス「Apple TV+」は、多数の人気、有名俳優を起用した番組をラインナップしてきた。しかし視聴できる番組数は圧倒的に少ない。

サービス開始とともにスタートする番組は、4つのドラマシリーズ(そのうち3つは子供向け)、1つのドキュメンタリー、そして人気司会者オプラ・ウィンフリーがお勧めの図書を薦める番組だ。12月にはさらに新シリーズが追加されていくというが、少なくともサービス開始時点で視聴できるコンテンツは非常に限られている。

シリーズドラマは最初に3話分が一気に配信開始となるものの、その後は1週間に1話ずつ追加されていく。ドキュメンタリー番組は96分で完結する。オプラ・ウィンフリーの番組は2ヶ月に1回、新しいエピソードが更新されるという。

統計によると、ストリーミング配信サービスの視聴者は、週に23.6時間を視聴に費やすという。仮にアップルの4つの新ドラマをすべて視聴するとしても、新エピソードを全て見るのに、1週間に4時間あれば足りてしまう。Apple TV+だけを契約するのであれば、契約者は残りの20時間近い視聴時間をもてあますことになる。Apple TV+だけで、これらの視聴者の視聴時間を埋めるのは物理的に不可能なのだ。

ムナリズ氏は、視聴者は結局、ネットフリックス、Hulu、アマゾン・プライム・ビデオなどの既存のサービスに頼らざるを得なくなると述べている。

世界で愛される巨大ブランド「ディズニー」の弱点とは?

一方11月12日にサービスを開始する「Disney+」はどうだろうか?

莫大なコンテンツ資産をもっているディズニーだけに、Disney+はスタート時から、多くのコンテンツを提供することが可能となる。しかし、ネットフリックスがこれまで年月をかけて試行錯誤をしながら積み上げてきたデータやノウハウの蓄積をこれから行っていくことになるため、サービスがフル稼働し、その魅力が最大限発揮できるようになるまでには、まだまだ時間がかかるだろうと、氏は見ている。

もちろん、ディズニーアニメ、マーベル、ルーカスフィルム、ピクサー、買収して手に入れたFOXの作品群など、ディズニーには、莫大なコンテンツ資産があり、ストリーミング市場においても、強大なポテンシャルを秘めていることは間違いない。

しかし、さまざまなコンテンツの最適なバランスを調整していくのは簡単ではない。Disney+の視聴者が今後、全世界に広がっていくことを考えると、ただ単にハリウッドの最新の映画やドラマを配信するだけでは十分ではないだろう。海外のコンテンツの扱いをどうしていくのか、を考えることも重要だし、ディズニーが大量に保有するクラシック作品をどのように見せていくのか、といった課題もある。

また大人から子供まで愛されるディズニーブランドを背負うだけに、斬新なコンテンツ、挑戦的なコンテンツをつくると、ソーシャルメディアなどで徹底的に批判を受けてしまう、という恐れもある。

世界中で愛される巨大ブランドだけに、今後、解決すべき様々な課題があるようだ。

ストリーミング市場拡大と新規参入はネットフリックスにとって追い風

このように「Disney+」と「Apple TV+」にとって、課題は少なくないようだが、それでも両者とも、契約者の獲得は順調に進んでいくであろうと、ムラリズ氏は見ている。

やはり両者の持つ強大な資本力やブランド力に加えて、比較的安い契約 料金、さらにさまざまな加入促進キャンペーンによって、かなりの勢いで加入者は増えていくだろうとみられている。アップルは、iPhone、iPad、マックといった自社商品を使っているユーザーに1年間無料でApple TV+を視聴できる特典を配布することを発表したばかりだ。

さらにストリーミング市場への新規参入はまだ続く見込みで、ピーコック、HBO Maxが今後、新規に配信サービスを開始する予定だ。

新規参入が増えると、ネットフリックスはシェアや業績を落としてしまうのだろうか。ブラリズ氏はまったくその心配はないと見ている。

アップルやディズニーといった巨大企業がストリーミング配信市場に参入することによって、ケーブルテレビや衛生テレビといった既存のTVサービスからの乗り換えが一層加速すると見られている。これはストリーミング市場の一層の拡大を意味する。

その中で、ネットフリックスは、これまでほとんどの標準的な家庭が契約していた「ベーシックケーブル」的な位置付けを担うことになるという。つまり、各家庭はまず当たり前のようにネットフリックスを契約していて、その上で、各家庭の好みに応じて、Disney+やApple TV+といったサービスを追加する形になるだろうとみられる。

まとめ

ストリーミング配信市場への新規参入によって、ケーブルテレビや衛星放送といった従来の放送サービスからの移行が加速する。

当面「Disney+」と「Apple TV+」は、ネットフリックスの直接的な脅威にはならず、むしろストリーミング配信市場を拡大し、もっとも基本的な配信サービスとしてのネットフリックスの基盤をいっそう強固にすることになるだろうとムラリズ氏は予想する。

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