NEWS

テイラー・スウィフトがなんと特殊メイクで男性に変身した、「The Man」の新MVが公開! スクーター・ブラウンを彷彿とさせる、隠された22のメッセージが話題に[動画あり]

テイラー・スウィフト NEWS
テイラー・スウィフト

人気歌手のテイラー・スウィフト(30)の新ミュージックビデオ「The Man」が公開され、テイラーが特殊メイクで男性に変身したことや、隠された数々のメッセージが話題となっている。

【動画】Taylor Swift – The Man (Official Video)

2月27日、テイラー・スウィフトは、最新アルバム「Lover」収録曲でシングルカットした楽曲「The Man」のMVを公開した。同曲はテイラーが“女性だから”といった理由で批判されてきたことに対し、“でも私が男だったら褒められていたでしょう”といった内容となっており、フェミニズムのアンセムとも言える1曲だ。

ビデオではある1人の男性が登場するのだが、実はこれは特殊メイクで変身したテイラーなのだ。髪型や輪郭、ヒゲ、そして体型までも完全に男性で、特殊メイクと言われない限りテイラーと気づかないほどだ。

そしてビデオでは、成功している男性が、電車では股を大きく広げたり、周りを気にせず偉そうにタバコを吸ったり、ビキニモデルたちを連れてパーティーしたり、怒鳴ったり、そして年老いた時には若い子と結婚したりと、まさに皮肉が込められた内容となっている。

また、同MVには、テイラーが版権問題で揉め、さらに長年いじめてきたという業界では有名な敏腕マネージャーのスクーター・ブラウンを彷彿とさせるシーンも出てくることで話題となっている。

今回の記事ではテイラーの新MV「The Man」に隠された数々のイースター・エッグを紹介したい。

ビデオのリリース日に注目

まずこのビデオがリリースされたのは2020年2月27日。英語表記では2020を20と省略するため、この数字を全部足すと、テイラーのラッキーナンバーの13になる。これまでにもテイラーは「13」という数字を様々なところに取り入れており、例えば楽曲「Call It What You Want」のイントロの長さは13秒、楽曲「You Need to Calm Down」のMVでも時計が「13時」まで表示されていたりと、とてもこだわっている。またこの歌で「7:00am」と言うシーンでは、曲の残り時間が2分27秒で、これも全て足すと「13」になる。

窓から外を見下ろす男性

「The Man」では、テイラーが扮する男性が窓から外を見下ろしているシーンから始まる。「Lover」のMVでも少女が窓を見つめるシーンから始まり、「ME!」でもテイラーが外を見つめているシーンからはじまり、「You Need to Calm Down」でもテイラーが窓がついたトレーラーハウスのベッドで起き、窓の前で歌うシーンから始まるため、「窓」というのが一環してキーワードとなっているようだ。

https://twitter.com/swiftiealways26/status/1232714392434888707?s=20

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

最初のシーンはまさに、レオナルド・ディカプリオ主演で2013年にヒットした映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』をイメージしており、カメラワークやポーズもまさにレオに寄せている。同映画は富と名声に貪欲な若手の株式ブローカーの物語で、この歌にマッチしている。

次のシングルは「Miss Americana & The Heartbreak Prince」?

電車のシーンでテイラーの隣の隣にヘッドフォンをつけて座っている女の子が「Miss Americana and the Heartbreak Prince」と描かれたフーディーを着ている。もしかしたら次のシングルは「Miss Americana & The Heartbreak Prince」かも?

新聞の見出し

我が物顔で座る迷惑な男性を演じているテイラー。電車の中で大きく新聞を広げるのだが、右下には「セレブとの交際で今年一番の男性は誰!?」とあり、これまで交際をネタにされてきたテイラーだが、男性は恋愛をあまりネタにされないことを皮肉ったメッセージだ。他にも「年間最優秀CEO」、「男性はスポーツが好き」など男性に向けた見出しばかりの新聞となっている。

スコッチ・ウィスキーの広告

電車のシーンでは右に「BO$$ SCOTCH」と書かれた、スコッチ・ウィスキーの広告がある。テイラーが現在版権問題で争っている前のレコード会社「ビッグ・マシーン・レコード」がスクーター・ブラウンに買収された際、同レコード会社のCEOのスコット・ボーチェッタとスクーター・ブラウンがウィスキーバーにいる写真が使われたため、それに対するメッセージととらえられる。

スクーター・ブラウンは禁止!

電車を降りると「13 Street Station」という地下鉄の駅に到着する。そこで立ちションをするのだが、壁にはテイラーがこれまでにリリースしたアルバムタイトル(「Lover」以外)がスプレーで描かれているのだ。さらにスクーターのマークが禁止のマークと共に書かれており、まさに版権を奪ったスクーターへのメッセージととらえられる。

また「行方不明」というポスターもあり、そこには「もし見つけたら、テイラー・スウィフトまで返してください」とあるため、これもまさにスクーターとレコード会社へのストレートなメッセージだ。

さらに壁の真ん中には「Karma」という言葉も書いており、これはスクーターへのメッセージか、それとも次のアルバムのタイトルではないかともウワサされている。

「ミスター・アメリカーナ」

テイラーのネットフリックスのドキュメンタリー「ミス・アメリカーナ」を男性版に変えたもの。ミスがミスターになり、またテイラーもタイラーという男性名に変えられている。

今年の5月に何かが起こる?

立ちションをした後、ブルーの文字でこのMVのタイトル「The Man」と出てくるのだが、それが滴り落ちて「THIS MAY(今年の5月)」とも読めるとファンの間で話題に。5月に新曲リリースか、何かが起こるのかも…?

またまたレオナルド・ディカプリオをイメージ?

ヨットでセクシーなビキニモデルたちとシャンパンでパーティーしている姿を描いたシーン。「The Man」の歌詞には「I’d be just like Leo in Saint Tropez.(サントロペのレオみたいになるわ)」とあり、過去にレオは俳優のトビー・マグワイアらとサントロペでクルージングパーティーをする姿がパパラッチされ、まさにそれを描いているようだ。これも富裕層の男性の姿を描いたシーンとなっている。

左がMV、右が実際レオがパパラッチされた時のもの↓↓

19の手

男性がベッドルームから出ると、そこには19の手が差し伸べてられた廊下を、走りながらハイタッチするというシーンがある。この「19」の手というのは、1922年2月27日(このMVのリリースのちょうど98年前)に、アメリカ合衆国憲法修正第19条の、アメリカ合衆国の各州ならびに連邦政府が市民の性別を理由に市民の投票権を否定することを禁じる、つまり女性にも投票権が与えられる憲法が定められた日で、この19の手はこれを意味していると言われている。

このシーンでは、男性が女性とベッドでセックスした後に「walk of shame(恥の歩道)」(「walk of fame」をもじったもの)を意味したメッセージだと言われている。

宿敵カニエをイメージ?

この廊下が、カニエとキムの家の構造と似ていることから、宿敵カニエへ向けた何かしらのメッセージではないかというウワサも。

世界一のパパ

公園で男性が携帯をいじりながらも娘の子守りをしているシーンがある。娘の頭を撫でただけで周りから「イクメン!」と評価されるのだ。まさにこれは現代のダブルスタンダードを表していて、最低限のことをしただけで「世界一のパパ」と称されることを皮肉っている。

https://twitter.com/swifties_col/status/1233007614499393536?s=20

人気SNSスターたちが出演!

「The Man」では動画共有アプリ「TikTok」の人気スターであるドミニク・トリバー、ジェイデン・バーテルズ、そしてテニスコートのシーンでは、「TikTok」で最もフォロワー数が多いSNSスター、そしてシンガーのローレン・グレイがカメオ出演を果たしている。

紙幣は男性の顔だけ

パーティーでは、男性に扮したテイラーの顔がプリントされたお札が舞っている。これは男性の顔しか採用しないアメリカ紙幣への皮肉を込めたメッセージのようだ。

セリーナ・ウィリアムズ

テニスコートでは男性が感情的になってラケットを地面にたたきつけ、そして主審に中指を立て抗議するシーンが描かれている。これは2018年のテニス全米オープン女子の試合で、セリーナ・ウィリアムズが主審に抗議した際、3度目の警告を受け1ゲームを失った。その後セリーナはこれは「男女差別だ」と訴えかけたのだ。過去に男性選手がセリーナ以上に過激なリアクションをとった際には「情熱的になった」「素直」と片付けられたが、女性選手には「ヒステリックだ」とするのがまさに男女差別だと問題視された。

テイラーのお父さんも登場

このテニスのシーンで主審を務めているのが、テイラーの父のスコット・スウィフトだ。

次のシングルは「Cruel Summer」?

カメオで出演したローレン・グレイが、呆れて目を回すシーンがある。実はローレンのファンたちは通称「エンジェルズ」と呼ばれており、テイラーの楽曲「Cruel Summer」の歌詞には「Devils roll the dice, Angels roll their eyes(悪魔はサイコロを振り、天使は目を回す)」とあり、次のシングルは「Cruel Summer」ではないかという予想もたてられている。

https://twitter.com/swiftdestroyme6/status/1233037657741000709?s=20

58年後…

58年後、年老いた男性が娘ほど年の離れた女性と結婚するというシーンがある。58は5+8で13、そして2月27日は1年がスタートして58日目でもある。

https://twitter.com/n13_swift/status/1233144796295966731?s=20

結婚式場ではバックにフェンスのようなものがある。実はこれはテイラーが過去に投稿したフェンスの穴からのぞく写真とリンクしているようだ。

https://twitter.com/rubyparx13/status/1233020765718679555?s=20

監督テイラー&ドウェイン・ジョンソン登場

今回初めてMVの全てを監督したというテイラー。最後に監督として登場し、男性に「もっとセクシーに、好かれる感じにできないかな?」とまさに男性監督が言いそうなセリフを言い放つ。またこの男性の声を務めているのは、ザ・ロックこと、俳優で元WWEファイターのドウェイン・ジョンソンだ。ドウェインは長年テイラーのファンであるという。

そしてこの曲ではテイラーが主演、作詞作曲、監督、そして“所有”していることも最後のクレジットに書かれている。

https://twitter.com/_Getawaycarbws_/status/1233001732118138880?s=20
tvgrooveをフォロー!