女優ヒラリー・ダフ主演のディズニー・チャンネル・ドラマ「リジー＆Lizzie（原題：Lizzie McGuire）」の、続編シリーズの製作が中止されることとなった。
「リジー＆Lizzie」は2001年から2004年にかけてディズニー・チャンネルで放送されたドラマ。13歳のシャイな少女リジー・マグワイアが、親友ゴードやミランダととの学校生活を描いたコメディ作品だ。リジーの心の声としてアニメキャラクターのリジーが登場する。同ドラマはヒットを飛ばし、映画版も製作された。
そんな「リジー＆Lizzie」は、去年8月に、再びヒラリー・ダフ主演でリブート版が製作されることがアナウンスされ、物語は、ニュートークを舞台に、30歳になるリジーのドタバタ劇を描くとも発表された。
しかしアナウンスから数ヵ月、他キャストのアナウンスや、読み合わせ、撮影などが上手くいかなくなっていたようだ。オリジナル・シリーズのクリエイターであるテリー・ミンスキーは、今年1月のはじめ、製作の違いを明かし、また3月には、ヒラリー・ダフが、当初予定されていたディズニープラスでの配信ではなく、ディズニー傘下のHuluに移すように懇願。30歳のリジーの物語で、彼女の恋愛面も深く掘り下げることから、PG制限を設けることで、Huluの方がいいと思ったようだ。しかし、ストーリーの内容を制限しディズニープラスで配信するという考えも提示されていたようで、様々な相違が生まれていたようだ。
この投稿をInstagramで見る
ヒラリー・ダフはインスタグラムで声明文を発表。「人生において、リジーというキャラクターを演じることができてとても光栄に感じています。彼女は本当に、私自身においても多くの影響を与えてくれました。ファンのみなさんの彼女に対する忠誠心や愛を見ることは、私にとってとても意味のあることなのです。リブート版を機能させるための努力と会議がいたるところで行われていることは知っていますが、悲しいことに、みんなの最善の努力にもかかわらず、製作はされなくなりました」と発表した。
さらにヒラリーは「正直、私はリジーのどんなリブートでも、今日におけるリジーのリアルな姿を描きたいです。それがリジーが値するものなのです。私たちはみんな、彼女がなったであろうすばらしい女性の姿、そして彼女がしたであろう冒険を悼むために時間をとることができます。私はとても悲しいですが、みんなベストを尽くしましたし、ただただ神の導きがなかったのです。これが2020年が起こしたことよ（Hey now, this is what 2020's made of.）」と、最後に、リジーの楽曲の歌詞にかけた言葉でしめくくった。
